新年号 特別企画 3

2014年 個性が光る写真集
マイ ベスト メモリーズ’14

 2014年も月刊OTANIでは、写真サークルの会員様から出品されたお写真の中から、多くのMVPをご紹介しました。
写真サークルでは、MVP作品の他にも多くの力作が集まります。今回はその中から、個性がキラッと光る作品を選び、ご紹介します。選考には写真サークル講師の青山清寛先生にご協力いただき、ご講評いただきました。

本年も写真サークルの皆様には、良い作品が残せるよう、ご健勝をお祈りいたします。

柴清隆
「凧揚げ」


 良い雲に出会いましたね〜。晴れ空に悠々と舞う凧が、中景の雲、後景の山並みとバランスよく配置されていて、5月らしい爽やかな作品となりました。柴さんはこの1年、地元である射水市でのイベントや風景を撮られることが多く、地元愛が感じられます。


高清徳義
「太陽の周りに環虹」


  天頂を中心として太陽を通る光の輪が見られる大気光学現象です。調べると「幻日環」と言うそうで、今年5月に県内各地で観測できました。なかなか珍しい光景なので何人かの方が撮影、出品されていますが、高清さんの作品が一番特徴を捉えていました。今年の出来事としてぜひ残しておきましょう。


小倉博之
「夏休み」


  「東京スカイツリー」の文字が見えるので、スカイツリー内の施設なのでしょう。二重鏡による映り込みで、少し不思議な雰囲気を醸し出しているところが印象的です。着眼点が面白いですね。



水野高嗣
「晴れた朝」


 晴れた朝、1匹の蝉が今日の活動に備えてじっと力を蓄えているところでしょうか。かなり望遠で撮影されていますね。レンズを絞ることで、背景のきらめきが上手に表現されています。水野さんは動物をうまくとらえますね。


中村俊佐
「山頂でぐったり」


 頸城駒ヶ岳で登山中の1枚。何合目での休憩でしょうか、土のついたスニーカーや表情から、どれだけ過酷な登山かが良くわかります。きっとこの子たちにとっても精神的に成長できた山登りになったでしょう。この1枚ですべて物語られていますね。


田村信男
「ナナカマド」


 ナナカマドの朱に近い赤色が、周囲の緑や黄色が補色となって際立ちますね。構図やぼかし加減は「さすが」の一言。毎年、山地に生える植物を撮りに山に出かけられる田村さんはいい趣味をお持ちですね。長年のコレクションも結構な数になるのではないでしょうか。これからもぜひ続けていただきたいと思います。


藤木眞悟
「近所の春」


 つくしは背の低い植物ですが、下から見上げる構図にすることで、春を待ち焦がれていたんだ!というつくしの“感情”を読み取ることができませんか?何気ない被写体も目線を変えて撮影することで、印象が変わりますね。藤木さんの努力を垣間見ることができます。



 




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