場所:富山県民会館 大ホール

写真提供:舘写真事務所


第2部

安井さち子トリオ


1.Candy
2.Recado Bossa Nova
3.ひまわり
4.Night And Day
5.The Christmas Song
6.Twilight Express


 

 全国各地で活躍している気ごころの知れた安井トリオの、息の合った演奏の開演です。
 安井さち子さんは富山県出身のジャズ・ピアニスト。ボストンのバークリー音楽大学を卒業し、約10年の国内活動でJAZZの専門誌でも「今注目のピアニスト」として高く評価されています。
安井さち子さん
(Piano)
金子健さん
(Bass)
大隅寿男さん
(Drums)


 

 JAZZ界の重鎮であるドラムの大隅寿男さんは、当日は朝5時に札幌を発ち、会場には夕方の5時過ぎに到着というハードスケジュール。
 それにもかかわらず、疲れを見せずに終始、パワー溢れる熱演で会場を沸かせました。

 第2部全6曲のうち、5曲がスタンダード・ナンバー。
 ラテン、バラード、ミディアム・テンポありのバラエティーにとんだ構成で、1曲1曲が安井トリオならではのサウンドで個性的に演奏されました。

 さすが気心が知れている3人ということもあり、目線のやりとりだけで曲調がガラッと変わります。
 曲の始まりとエンディングのタイミングは絶妙。



垣田:「富山でお生まれですってね。」

安井:「ええ、じきに父の仕事の関係で関西へ行ったのですが、両親の里帰りにつれられて、しょっちゅう富山へは来ています。今年は特にコンサートでご縁があって、今日で3回目。富山に来られて嬉しいです。」
   
岡本:「ゆうべは札幌でのコンサートだったらしいですね。」

大隅:「ええ、今朝5時半に札幌発でしたが、天候の関係で約12時間かかって何とか間に合いました。お客様の表情を拝見して、疲れも吹っ飛びましたよ。」
   
 安定感と歌心いっぱいのフレーズで定評のある金子健さん。

岡本:「美人ピアニストとちょい悪オヤジの扇の要に位置する金子さんにとって、このトリオはいかがですか?」

金子:「最高に楽しいです。2人と一緒だと音楽がとてもハッピーです。」



 

 第2部最後の曲は、安井さち子さんのオリジナル曲「Twilight Express」
 全身でピアノに挑むような迫力あるピアノ・ソロに続いて、大隅さんのドラム・ソロが始まりました。
 耳をかたむけるようなかすかなドラム・ロールから、大迫力のドラミングまで、心踊るソロ演奏でした。
マレットからスティックに持ちかえる際には、マレットを後ろに投げるといったパフォーマンスに会場がわきました。

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