大谷製鉄株式会社｜OTANIひろば

　2007年度「教育の“いま”と“これから”を語る」シリーズ、2008年度「家族」シリーズと、毎月1日に掲載してきましたが、両シリーズを通して時代の変化が私たちの身近なところでも様々な形で表れてきていることを紹介してきました。
　2009年5月から新シリーズ「虹」では、人を思いやる気持ち、感謝の心など、かつて多くの日本人の心にあった価値観にスポットをあてたいと思います。「虹」のような心の架け橋となっている話題を発掘していきます。

　【過去のシリーズはこちらから】
　　■2008年度　シリーズ「家族」
　　■2007年度　シリーズ「教育の『今』と『これから』を語る」
　　　　　　　　　　　　（社)日本新聞協会　2008年度新聞広告賞　受賞
　　■2006年度　THINK STEEL

　2007年度の「教育の“いま”と“これから”を語る」シリーズの中から、今の子どもたちを取り巻く環境の様々な問題が浮き彫りになってきたように思います。そして、その背景に「家族のありかた」という問題が、見えてきました。
　日常の生活の中に、家族の数だけ物語があります。
　2008年5月からの新シリーズとして、現代生活の中で、忘れられがちな「家族の大切さ、素晴らしさ」を見つめなおしていきたいと思います。

　地域社会の豊かさとは、そこで働き、暮らす人たちの幸せによって作られるものではないでしょうか。だれもが安心して日々を営み、夢を抱ける社会を、次世代へと引き継ぎたいものです。そして、地域の未来をつくっていくのは子どもたちです。どの子もみんな元気にすくすくと育つことを願ってやみません。けれども、子育ては必ずしも思い通りになるものではありません。子供はもちろん、親も悩み、大きな壁にぶつかっているのではないでしょうか。4月から、紙面シリーズ「教育の『いま』と『これから』を語る」をスタートさせます。いじめや不登校、ニート問題など、子供たちを取り巻くさまざまな課題が浮き彫りになっています。しつけや善悪の判断など、人として守り続けなくてはならないものが揺らいでいるのではないでしょうか。シリーズでは、専門家や地域の人が思いを語ります。ふるさとの将来をになう子どもたちが健やかに育つ環境について、皆さんも一緒に考えてください。

　2007年4月から2008年4月まで毎月1日に、北日本新聞に掲載された「教育の『今』と『これから』を語る」シリーズは、日本新聞協会の2008年度の新聞広告賞を受賞しました。
　この企画は、当社の創業者以来、伝統的に続けてきた地域貢献の一環として、大谷壽一が社長に就任した際に、いくつかの新たな社会貢献企画の一つとして、地元代表紙である北日本新聞社殿に投げかけたものです。
　「紙面提供」という立場を通して、今の時代が抱える諸問題を取り上げ、語り合う場としての紙面づくりを提案したところ、期待をはるかに上回る取り組みをしていただき、メディア、特に新聞の力、ペンの力に感服しています。
　もちろん受賞などは念頭になかったため、たいへん困惑し、驚いています。結果的に身に余るご評価をいただいたわけですが、これを心地よいプレッシャーと受け止め、一層地域社会に軸足を置き、地域に根ざす企業を目指したいと思っております。
　このシリーズは‘08年５月から新たに「家族シリーズ」へと継続していますが、この記事が、こうした問題についてご家族やお仲間で語り合う場やきっかけにしていただければ幸いです。