地元の祭り「獅子舞」
製造部圧延課 ハンドルネーム マンモス西(20代・男性)
皆さんは、9月1日の祭りと聞かれて何を思い浮かべられますか?やはり全国的にも有名な「越中八尾おわら風の盆」なのではないかと思いますが、私が思い浮かべるのは、地元の射水市本江という地区の秋季大祭です。私は小さい頃からその祭りで獅子舞をしています。9月といってもまだまだ暑さが厳しく、陽射しの力にも後押しされて、私の中では一年の中で一番暑い日だと思っています。 富山県の獅子舞は、伝承数が大変多く1000を超え、大きく百足獅子と二人立ち獅子に分けられるそうです。百足獅子と二人立ち獅子との違いは、舞う時の人数です。百足獅子とは、胴幕の中へ人が何人も入るのが特徴とされ、ダイナミックで大きく、非常に迫力があります。一方、二人立ち獅子とは、二人で舞うものです。人数は減りますが、その分アクロバティックな舞になり、百足獅子とはまた違った迫力があります。私の地元では二人立ち獅子を行っています。ずっと当たり前の様に身近にあったのですが、私が住んでいる富山県の西部では百足獅子が多く、少し珍しいようです。 楽しく賑やかに 私たちは、毎年8月のお盆過ぎから獅子舞の練習を始めます。小学生から大人まで様々な年齢の仲間が集まり、全12曲を、9月1日の本番に向けて、完成度を高めていきます。夜遅くまでの練習が続くと体力的に疲れてきますが、練習後の親睦も楽しく、仲間全員で乗り切ります。祭りは、前夜祭と本祭とで2日間、獅子舞を披露します。前夜祭は、提灯でライトアップされた場所で舞う為、とても綺麗に見えると思います。また本祭では、終日笛の音色を響かせ町中を練り歩き、くじ引き等で喜ぶ子供たちや獅子に驚き泣く子供たちもいて、とても賑わいます。楽しんでくれる方や、喜んでくれる方の姿を見ると、毎年やっていて良かったなと思えるのです。今後も、祭りに熱い仲間たちと、楽しみながら参加していきたいと思っています。 二人立ち獅子を見たことのない方にも、是非アクロバティックな舞の魅力を感じて頂きたいと思っています。もし皆さんの都合が合えば、一度見に来てみませんか?おわら風の盆は、9月3日まで開催されておりますし…笑
富山獅子舞振興会のサイト http://www.geocities.jp/toyama_ssmsk/