初めての一人暮らし
鉄鋼技術課 ハンドルネーム Q(女性)
親元を離れ、富山という地で就職を選び、入社して人生で初めての一人暮らしを始めました。もう学生でもないので親の助けは受けられません。大学生のころは一人暮らしをしている友人が羨ましいと思っていました。 実際に一人暮らしをしてみると、予想以上に楽しいものでした。部屋を選ぶ時からワクワクし、立地はどうか、間取りは、こだわりの条件にあっているか悩みましたが、初めての体験でとても楽しい時間でした。引っ越した後も、家具を選んで、毎日違う料理を作って…すべてを自分で決め、自分の責任で行う。誰にも頼らず自分で決める。そんな生活は自分にとって合っていたようです。 両親との関係に変化が また、家族とのかかわり方にも変化がありました。私の家族はさっぱりしている性格ですが、初めて自分の子供が近くにいない為、心配なのか気になるのか、普段1〜3分で終わる電話が10分を超えるようになり、メールの回数も増えました。父の日にホタルイカを送ると父は相当うれしかったのか、すぐに電話をしてきました。少々親バカになってしまったようです(笑) ただ、一人暮らしにも辛いこともありました。富山にはまだあまり友達はいません。大学の時は毎日友達と会っていましたが、それがなくなり、遠くなって初めて友達に助けられていたことに気づきました。寂しいという感情をほとんど感じたことがありませんでしたが、それは会おうと思ったらすぐに会えるという環境に甘えていたからだと,離れてはじめて気づきました。 一人暮らしを経験して、憧れだけではなく、一人で生活する大変さ、支えてくれる家族・友人の存在の大きさに気付ける貴重な体験となり、一人暮らしをしてよかったと思っています。 家族・友人と離れて暮らす私にとって大谷製鉄の社員の方々も大きな存在です。まだまだご迷惑かけることも多いかと思いますが、よろしくお願いします。