自然
製造部圧延課 ハンドルネーム 巧悠(30代・男性)
私には、4歳ともうすぐ2歳になる息子がいます。 二人は、とても活発な性格で、私が休みの日になると、いつも「外に遊びに行こうよ!」と、せがんできます。今の季節は、日中の暑さが厳しく、エアコンのよく効いた屋内から外に出て遊ぶのは、正直億劫に感じる事も…。それでも、夕方になれば少し気温が下がり、いくぶんか過ごしやすくなるので、夕方に2人の息子と散歩に出かけます。 環境変化で生息する生き物にも変化が 散歩するのは、私も子供の頃から遊び慣れ親しんだ近所のコース。ゆっくり散策してみると、身近なところに、多くの生き物が住んでいる事に気づきます。例えば、用水路や池などの水場を探してみると沢山見つかるのが、メダカをはじめとした小魚達です。上の子は、魚を見つけるのがとても上手で、家を出ると直ぐに魚の見つかりそうなポイントへ向かって走って行きます。そして、いち早くメダカを発見すると、私の所へ報告しに戻り、得意げな顔で、こう言うのです。 「パパ!魚がいっぱいいるよ!早く来てごらん。」 自然に触れ、子供達と過ごす時間は、私にとって癒しのひと時でもあります。このように、比較的自然が身近にある私の地元ですが、昔に比べると、随分と生き物や植物の種類が減ってきているなと感じます。私が小さな頃は、水場に小さな魚だけではなく、フナやナマズなどの大きな魚や蛍なども見つけることが出来ましたが、最近は見かけません。 やはり環境は変化していくものですし、それに伴って生き物が減ってしまうのは、ある程度しょうがないことなのでしょう。私の子供達が大人になる頃には、更に自然は少なくなり、もしかしたら、近所の用水路に生息しているメダカもいなくなっているかも知れません。そんな未来を想像すると、なんとなく寂しい気持ちになってしまいます。 今は、私自身、出来るだけ地域の環境を維持したいという想いから、地元の清掃活動などにも積極的に参加するようにしています。いつまでも自然が身近に感じられる地元であって欲しいという願いを込めて、出来ることは少しでも取り組んでいきたいと考えています。