4/1「トレーニングの日」
製造部製鋼課 ハンドルネーム 上腕二頭筋(40代・男性)
20代前半の頃、「なんか体を動かしたいなぁ…」と思っていたら、ちょうど家の近くにジムができ、通ってみることに。トレーニングを続けていると、ジムのオーナーに「ベンチプレスの大会に出てみないか?けっこういいところまで行けると思うんだけど」と誘われました。 これが、私がベンチプレスを始めたきっかけです。 ベンチプレスというのは、パワーリフティングの種目のひとつで、台に仰向けになった姿勢で、両手でバーベルを胸から真上に押し上げる競技です。柔道やレスリングのように、体重で階級が分けられています。私は60kg以下の階級に出場し、初めての大会だったにも関わらず125kgを上げることに成功、なんと県で2位の成績を収めることができました。それから体を鍛えるのが面白くなり、多い時は週に5回ジムに通って、筋肉を大きくするトレーニングを続けていました。 筋肉の鍛えかたにはいろいろあります。ダイエットしたい時には、軽いものを持ち、動かす回数を多くしてトレーニングします。これに対し、筋肉を大きくしたい時には、重たいものを持って回数を少なくします。例えば、私はひとつ15kgの鉄アレイを持って、7回持ち上げる、というトレーニングを、他のトレーニングを組み合わせながら、5セット行っていました。トレーニングを続け、腕の筋肉がどんどん大きくなっていくのを実感するのも楽しい時間だったんですよね。 翌年出場した大会で出た記録は140kg、これは富山県の60kg級での新記録で、私はこの年、ついに優勝することができました。この年から6年ほど、首位を守ってきました。しかし、少しずつ肩が上がらなくなり、ベンチプレスからは遠ざかっていました。肩を治し、久し振りに大会に出ようと準備していた矢先、コロナの影響で大会が中止になり、全くジムにも行かなくなってしまいました。
「筋肉は覚えている」
今は体がなまってしまい、体重も少し増えてしまっています。ですが、体を動かしたいという気持ちがふつふつと盛り上がっているのも事実です。 「筋肉は覚えている」というのが私の考えです。ブランクがあっても、鉄アレイを上げると筋肉が覚えていて、トレーニングの楽しさがよみがえってくる、そう思うのです。 近いうちにまたジムに通ってトレーニングを再開し、体を鍛えたいなと思います。