場所:オーバードホール

写真提供:田中広告写真


第二部

1.Bird Like
2.Lady In The Light
3.I Remenber Clifford
4.I'm Old Fashioned
5.Joy Spring
6.Harvest


 第2部の「黄金のカルテット」による演奏は、スタンダード・ナンバーで、名トランペッター、フレディ・ハバードの曲「Bird Like」でスタート。今回からバックのスクリーンに「ライブ映像」が映し出されています。アーティストのみなさんの表情や手元が大きく映し出され、演奏に一層、臨場感が加わりました。

岡崎好朗さん(Trumpet) 佐山雅弘さん(Piano、作・編曲)
広瀬潤次さん(Drums) 島田剛さん(Bass)





一曲目を終えてのインタビューです。

岡本
「佐山さんは、第5回にご出演いただき、今回2回目ですね」

佐山
「(前回はジャム・セッションでしたが)今回はお好きなメンバーをチョイスしてください、というリクエストだったので、これまでに一緒に演奏してお気に入りのメンバーと、以前から『ぜひいつか一緒にやりたい』と思っていたメンバーで組ませていただきました。」


 2曲目は島田剛さんの「出来立てホヤホヤ」のオリジナル曲「Lady In The Light」。
 前日の夜、食事をしながら、急遽、曲名が決まりました。
 続いて3曲目は、岡崎好朗さんをフィーチャーして、バラードの名曲「I Remember Clifford」です。
 岡崎さんの太くて優しく、歌心いっぱいの音色が会場いっぱいに広がり、感動を呼びました。



3曲目が終了し、メンバーへのインタビューです。

岡本
「この曲(3曲目の「I Remember Clifford」)はバラードの代表曲ですね」

岡崎
「“メインストリーム系”と呼ばれるトランペッターが大好きです。ニューヨークにはトランペットやトロンボーンなどの、すばらしいブラス系ミュージシャンがたくさんいました。とても刺激になりました。
佐山
 「岡崎君が帰ってくるというので、私や小曽根さんなどが、岡崎君と一緒の仕事を、どんどん入れちゃいましてね。これで帰国しなかったらどうしようと心配したんですよ。それくらいに彼とやりたいミュージシャンはたくさんいます。今では日本を代表するトランペッターといえますよ」
岡本
 「広瀬さんのシャープな体つきで、たいへんタイトなドラミングなんですが、このパワーはどこから?」

広瀬
 「聴いていただいているお客様からエネルギーをいただいています」

佐山
「優等生的コメントだねぇ〜。よくオリンピックのメダリストが“皆さんの応援のおかげです”って言うのも、どうもウソくさいんだけどね」(爆笑)
岡本
「それで、島田さんのオリジナル曲の“Lady In The Light”はどういう意味が?」
島田
「妻に感謝する意味で…」(場内、爆笑)
岡本
「島田さんは、実は富山にゆかりが…」
島田
「はい、妻の実家が富山市でして」
岡本
「ではこれからもちょくちょく富山にぜひ」







4曲目はピアノ・トリオで「I’m Old Fashioned」


 5曲目から川嶋さんが加わって、春にふさわしく「Joy Spring」。
 メンバー全員がいかにも楽しそうに、笑顔での演奏です。




 第2部最後の曲は、第1部のメンバーが加わって全員総出での演奏になりました。
 佐山さんのオリジナル曲で「Harvest」。「イメージはフランスのブドウの収穫なんだけど、この間、アフリカの人たちが踊りだしてね。今日はどうなりますかねぇ」佐山さんは、「自分の曲が他のミュージシャンによって演奏されるとき、予想しなかったサウンドになると“こんな表情にもなるんだな〜”とうれしくなる」と言っておいででしたが、竹澤さんが箏でテーマから入ってくると、いかにも楽しそうに満面の笑顔でした。


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