勤続20年表彰を受けて
業務部営業課 ハンドルネーム wind talker(50代・男性)
今年、勤続20年の表彰を受けました。 一口に20年…早いものです。 上司から表彰状を手渡されたとき、まさしく感無量の思いで胸がいっぱいになりました。 私は30歳のときに、発送係のデリバリースタッフとして大谷製鉄に中途入社しました。 その当時は当社が、社内の品質管理体制を再構築し、新生大谷製鉄として再スタートを切った時期でありました。OA環境も今に比べればまだまだ貧弱で、端末は各課に1台で、圧倒的に手作業の比率が高く、日々の業務に追われていました。 そうした環境の中で、先輩社員・先達の皆さんの涙ぐましい奮闘で、確固たる品質管理体制の再構築を成し遂げたのです。 メディアでは頻繁に、企業の社会的役割と責任が問われる事件が続く中で、時代の変化に伴う、企業と従業員のあるべき姿が、全社的に指し示され、一方社内OAシステムが構築されて、今の大谷製鉄のFA・OAシステムの基盤が作られていきました。 新体制で新たな取り組みも その後私は、営業課に転籍し製品を販売する側になりました。当時は国内のみならず海外に製品、ビレットの輸出を始め、一時は当社の輸出契約価格が全国のメーカーの輸出契約の基準と謳われたほどでありました。国内でも北陸新幹線、志賀原発2号機などの建設工事が続き、受注・生産数量も右肩上がりに伸びていきました。 やがて、現社長の新体制となり、社内・外に向けて、様々な新たな取り組みが行われました。社員と各方面のお取引先とが直接触れ合う新年のイベント、新たな地域貢献の取組み、社員の福利厚生のための厚生棟の建設など、まさしく大谷製鉄の新時代の幕開けを感じたものです。厚生棟には、夜勤者の操業明けや運送店の運転手さんをねぎらう、すてきなお風呂もできました。 一言で20年ですが、振り返ると、大谷製鉄に入ってから生まれた長男が成人を迎えました。この会社で経営者や先輩、職場の皆さんに育てていただいた感謝の気持ちを胸に、あと一踏ん張り、二踏ん張り、頑張って会社に貢献したいと、益々考える今日この頃です。