今年は暖冬で、なかなか雪が降りませんでしたが、ウインタースポーツシーズン真っ盛りです。皆さんは、スキーをしに山へ行かれましたか？
　私がスキーを始めたのは、社会人になってからです。たしか、二十歳の頃だったと思います。それまでは、こたつにみかん派で「なんで寒いのに寒い所へ行かなければならないの？」とずっと思っていました。
　そんな私に、友人が「スキーに行かないか？」と誘ってくれたのです。今でも忘れられない、砺波市の「夢の平スキー場」。頂上から思うように滑ることができなくて、両腕を組んでもらって滑ってきたのは良かったのですが、左右に引っ張られて股裂きにあったり、おんぶされてそのまま投げ飛ばされたりと悲惨な思いをし、ロッジへたどり着くまで２時間半もかかりました。友人は、二度とスキーをやるなんて言わないだろうと思ったそうですが、負けず嫌いの性格が本領発揮です（笑）。当の本人は「なんで滑れないんだ、この私が！」と、スキー魂に火が付いたという訳です。（自分では運動神経がいいと思っている）

ちょっとした名スキーヤー

　それからは、地元のスキー部に入り、雨が降ろうが吹雪だろうが、休みになればスキー場に出かけ、会社の帰り道で高架橋からナイターの灯りが見えれば「山が呼んでいる」とばかりにナイター営業をするスキー場へ向かいました。その甲斐あって、バッジテストで２級を取得、町民スキー大会で優勝するなど、迷スキーヤーから名（？）スキーヤーに変身したのでした。
　今では、その頃のような熱い気持ちはありませんが、スキー日和だと、山に出かけたくなります。やはり、大自然の中で、自分にあったレベルで風をきって滑るとイヤなことも忘れることができ、気分爽快ですからね。

　今度の休みにはスキーに行こうかなぁ、晴れたらね。