特別企画
富山市ガラス美術館が開館し半年が過ぎようとしています。皆さんは行かれましたか?富山県内には、素晴らしい美術館が沢山存在します。その中で、ピックアップした3施設について、魅力を語って頂きました。
スケールの大きさに驚きの連続 「富山市ガラス美術館」 製造部 ガラス・ハート 「富山キラリ」 今回、現地に行くまで知らなかったが、昨年8月に全館オープンしたこの建物は隈研吾氏設計によるもので、中には「富山市ガラス美術館」「富山市立図書館本館」「富山第一銀行本店」の3施設が入る複合施設である。道路に面した外壁は、ガラス、アルミ(弊社としては、残念であるが)、そして御影石をランダムに組み合わせ立山連峰の山肌を表現しているとのこと。皆さんもご存じのように、一目でわかる建物である。 入ってみるとさらにびっくり。ガラスと木を組み合わせた内装で、中心部は、2階から6階までの吹き抜けで、斬新な建物となっている。 その中のガラス美術館で、ハワード・ベン・トレーと藤田喬平の企画展が開かれており、時間もあったので常設展も観に行くと、写真のようなデイル・チフーリ等の大きなグラスアートが展示されていた。素晴らしい展示で、その大きさに圧倒された。大きなガラスの塊の作品は、数か月かけて徐冷するらしい。 まあ、皆さん一度は、行って観てください。この建物に地下駐車場はありますが、銀行用です。たまには、公共交通機関である路面電車で行くのもいいのでは。西町の停留所すぐですよ。
これからも妻と 「水墨美術館」 技術部敷設課 赤い彗星 少し前の話になりますが、兼業農家である私は、秋の稲刈りを終え、ひと段落がつき、気持ちと身体に余裕ができたので、観覧券を手に富山県水墨画美術館での企画展「北陸新幹線開業記念 お召列車と鉄道名画」へ妻と娘と3人で出かけました。 お召列車とは、天皇皇后陛下、皇太子殿下が乗車されるために運行される列車のことです。この展覧会では、実際に御乗用された車輛で用いられたテーブルや天井灯のほか、お座りになられた席などが紹介されていました。車両内でお座りになる場所を「御座所」、その席を「玉座」と、呼び名も変わります。素晴らしい装飾に、言葉数も減り、ただ眺めていました。 絵画の展示では、一昨年開業百年を迎えた「東京駅」などが描かれた作品が、数多く展示されていました。この様な機会は、滅多にないそうです。「北陸新幹線開業」という、珍しい機会に恵まれたことを嬉しく思いました。 まだ北陸新幹線に乗ったことがないので、水墨画美術館でみた風景を思い出しながら、スカイツリーを見に東京へ行こうかなと思っています。 特に、鉄道に興味があるわけでもなく、美術鑑賞が趣味でもないのですが、美術館は、そんなきっかけをつくってくれました。富山県水墨画美術館は、中庭の芝生も美しく自然に囲まれ、せわしない日常からほんの少し離れゆっくりと安らげる素敵な場所でした。 これからも、妻と出掛け楽しみたいと思っています。
行けるよ、アニメの世界 「高岡市美術館」 総務部庶務課 ジャイアンは男前 入社したての頃、上司に「体を動かしたりすることもいいけど、偏らないように、芸術鑑賞するなど、感性を養うといいよ。その感覚は仕事にも活かせるし、コミュニケーションにもつながる」とアドバイスを頂いたことがあります。招待券を頂いたりテレビでニュースやCMを見たりすると、必ずその上司の言葉が頭をよぎり、出来る範囲で見に行くようにしてきました。最近は、子供たちと一緒に行くことが多い為、「騒いじゃダメよ。」という言葉が必ずついてまわってきますが…。 子供の影響でアニメを見る事が多くなり、その中に「ドラえもん」があります。高岡市美術館へ足を運び、昨春は「生誕80周年記念 藤子・F・不二雄展」を、先日も12月にオープンしたばかりの常設展示「藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー」を見てきました。私は今まで、美術館へ足を運ぶという事に慣れていなくて、躊躇したり、気負ったりしていました。ですが、私や子供たちみたいな者にもとっつきやすく、美術観賞する足がかりとしてはとてもありがたい展示でした。アニメの世界へタイムスリップできるようになっていて、キャラクターのフィギアと写真が撮れましたし、原画は難しいかもしれませんが大好きなアニメの絵に、小さい娘も喜んでくれました。 せっかくなのだから、こんな素晴らしい環境を楽しまなくちゃ勿体ないですよね。