夏の暑さもひと段落し過ごしやすくなってきました。多くの食べ物が収穫される季節で、行動するにも動きやすい。楽しい事が盛りだくさんなことから、よく“〇〇の秋”という表現がされています。 何をするかは自分次第、今回はオリンピック開催年でもありましたので、スポーツの秋にスポットをあて、スポーツをされている社員に思い出等を語って頂きました。
先月は、4年に一度開催される世界的なスポーツの祭典に熱くなりましたね。私も、ライブやニュースで見て日本選手の活躍に感動していました。 私は、小学一年生の時から、オリンピック種目でもある『柔道』をしています。以前より練習する機会は減りましたが今も続けており、先日開催された富山県大会には、職場の先輩も応援にきてくださいました。 父は小学生になったら何かスポーツをさせたかったようで、いろいろとスポーツ少年団の見学をしていました。そんな中、柔道を見学した際、仲の良い友人が自分より体の大きな相手を投げ飛ばしているのを目の当たりにしました。普段はちょっぴりふざけていることの多い彼が、真剣な目をして一本を取る姿に衝撃を受けました。それからです。柔道を始めたのは…。 自分が通い始めた柔道クラブは、練習は週3〜5回、指導も厳しく、辞めたいと思ったこともありましたが、そんな一時の感情を遥かに超えるいい出会いがあり、多くの事を学ぶことができました。今、自分の12年間の柔道生活を振り返ってみて思うのは、辞めなくてよかったということです。 いつの日か指導者の道へ 私は、小さい頃から体格に恵まれていた訳ではありません。逆に小さい方でしたが、勝ちたいという思いは強く、試合で同じ体格の選手と試合して勝つ事ができたのは、体格の大きい選手とばかり練習をしていたお蔭だと思います。 今やっている階級は73〜81kg級で、73kgちょっとと階級の中でも軽い方ですが、大きい選手だからと気持ちで負ける事はしたくありません。対戦相手が大きいと逆に燃えるタイプのようで、柔道の技の中でも、小さい者が大きい体の相手を投げるのに適した技とされる『背負い投げ』をかける為に、対戦相手の懐にすっと入るのが好きです。とはいっても、身の丈をカバーできるのはやはり身体でもありますから、高校時代は身体作りの為に、部活動が終わってからグランドを走ったり懸垂をしたりしていました。そのお蔭で、入学時に2サイズ大きく購入した学生服は数か月で着られなくなり、先輩から頂いた学生服もすぐに入らなくなり、手が上がらないくらい小さい学生服を着て卒業してきました。 柔道は、段位が弐段以上で指導者になる為の講習に参加することができます。卒業した柔道クラブから、今後指導者になっていかないかといった話もいただきました。まだまだ先ですが、もし指導する立場になるなら、厳しい中にもJUDOの楽しさを伝えられる指導者になれたらいいなと思っています。
最近、日本でテニスが人気スポーツになりつつあります。それはやはり錦織選手の存在が大きいのではないでしょうか?先日のリオオリンピックでも96年ぶりにメダルを獲得し今後の活躍も期待されます。 テニスの種目は、シングルスとダブルスがあり、私は主にダブルスの大会に出場しています。大学から遊び感覚でテニスサークルに入ってテニスを始め、何事も継続するのが難しいと感じていた私でも今日まで楽しんでテニスを続けています。継続してできるテニスの魅力は、まず、年齢を重ねても継続できるスポーツだということです。また、プレイヤーの年齢層が下は6歳から上は70歳の方までと幅広く、色んな方とコミュニケーションが取れて楽しんでできることや、年齢や実力に分けられた大会があるので常に向上心を持って練習に励めること、最後には自分が強くなったと確信できるスポーツだからだと思います。 精神が鍛えられるスポーツである テニスの強さというのは、もちろん身体能力や技術も必要ですが、精神力が一番大きいと思います。私もテニスを始めた頃はプロのスーパープレイに憧れて、同じようなプレーやショットが打てないかと練習をしていました。しかし、いざ試合になると練習で出来ていたことが出来なくなるのです。普段ならチャンスボールで、ラケットをしっかりと振りきり必ずポイントを取っている場面でも、試合が競り合い1本のミスも許されない状況下におかれるとラケットが振り切れず、逆に相手へのチャンスボールになったり、ミスをしてしまったりするのです。実は、テニスというのは相手のミスで獲得するポイントが多く、プロの試合でも約5割がミスショットによるポイントと言われています。ちなみに私たちの一般の大会ではミスショットによるポイントは約8割にもなるんです。 だから、試合に勝つためにはプロのスーパープレイを目指すより、ミスを少なくするように確実に返す練習をしたほうがいいのです。 プレッシャーに勝ち 得た勝利は喜びもひとしお 私自身が強くなったと実感した試合があります。その試合は冬に氷見市の室内(体育館)で行われました。16才から45歳までの幅広い年齢層で、富山県内はもちろんのこと県外の強者も参加されていました。優勝賞品は、なんと氷見牛の商品券! 私が最も苦労した試合は、準決勝であたった39歳のダブルスペアの方でした。この方たちは富山県内でも1、2位を争うダブルスペアで、技術はもちろん、ミスも少なく戦術性が非常に長けており、勝利が難しいと考えていたのですが、ペアとポイント間に作戦を立て、勝負の駆け引きをし、プレッシャーに打ち勝った結果、勝利することができ、その大会は見事優勝しました。優勝した後の氷見牛は格別に美味しかったです。 強い相手と試合をする時、勝手に良いショットを打たなければいけないと思い込んでしまって、無理をして打ち、ミスショットが多発して負けてしまうことがこれまでに何回もありました。しかし、普段の練習通りの球でもチャンスができたり、相手がミスをしてポイントが取れたりして勝利することができるのです。たとえ相手が強くても、相手の強みと弱みを整理し、相手を自分の中で大きくしないことがとても大切であり、合わせて自分自身の強みと弱みも客観的に見つめ直す事も大事だとと感じています。これからも、試合を通じて楽しみながら成長していきたいと思います。