娘の出産
労働組合 Oちゃん(女性)
県外に嫁いでいる娘に2人目の子供が生まれました。 上の子が4月から幼稚園に通い始めたばかりだったので、里帰りせずに私が娘の家に手伝いに行くことにしました。私も仕事をしているので、ずっと居てやることは出来ません。少しでも長く、傍で家の事をしてやりたかったので、退院に合わせていくことにし、組合員の皆さんにはご迷惑をおかけしましたが、3週間と期間を決め娘たちの世話をしに行ってきました。 孫との散歩が楽しい日課 本当にあっという間の3週間でした。上の孫の幼稚園の送り迎えから、洗濯や掃除などの家事全般まで、産後の娘の体調を考え、ゆっくりさせてやりたいと奮闘していたように思います。 遊び盛りでやんちゃな上の孫と遊んでやることも多いかと思い、行く前から、おばあちゃんはいろいろと考えていました。ウォーキングをして体力作りをしたり、ボール投げをしてやろうかと、松ぼっくりで投げる練習をしたり…。正直なところ、泣いたり怒ったりといった、いろいろなスイッチの入るタイミングが分からないことも多くありましたが、孫と楽しい時間を過ごす事が出来てとても幸せでした。孫は、在来線や特急電車など、線路を通る音で、どんな電車が来たと分かるくらい電車が大好きなので、幼稚園へ迎えに行った後、散歩がてら少し遠回りをして帰り、電車を見ることが日課となりました。 そんな中、生まれたばかりの赤ちゃんが熱をだしてしまいました。家族が順々に風邪をひいてしまい、それがうつってしまったようです。抱っこしていても、どんどん体が熱くなってきます。すぐに病院へ連れて行き、薬を飲ませて事なきを得ましたが、もう少し高熱が出ていれば入院という可能性もあったそうで、ホッとしました。 バタバタと慌ただしく時が過ぎ、富山に戻ることを意識し始めた頃から、少しずつ寂しさを感じる様になり、孫の「帰らないで、ずっといて。」と言ったり、「帰るの?また来てね。」とあっさりしていたり、孫の一言一言に、一喜一憂してしまう自分に笑ってしまいました。 3週間が経ち富山に戻ってきた今、寂しさがこみ上げてきます。短い期間でしたが、情が移り、帰る時は涙が出そうになりました。近いうちに、また会いに行きたいなと思っています。 孫の成長を楽しみに、これからも元気でいようと思わせてくれた孫の出産でした。