射水市街角花壇コンクール金賞受賞!
原料部資材課 ゲゲゲッの亭主(60代・男性)
私は、地元で花壇作りの活動を行っている。老若何女関係なく、全員が楽しく!をモットーとしているが、私自身、児童から私たちまでいろいろな年代が共に活動することで元気をもらえていることが一番の喜びである。 長年の思いが実を結び、今年はなんと射水市街角花壇コンク−ルに於いて、見事、最高賞の「金賞」を受賞することができた。苗植えに協力いただいた児童クラブや母親クラブ、そして、屋根瓦や竹、丸木、花木など、いろいろな物を提供して下さった方々のお蔭であり、多くの方々に感謝したい。 だが、決して全てが順調な訳ではなかった。水やり作業は大変な肉体労働である。高齢化も進み腰痛で通院した人がいたり、「畑花壇」の一言にショックを受けたりもした。しかし、色々な方からの情報や協力を得て改良工事を行い、今年もスタートさせることが出来た。 三世代交流が地域をつくる まずは、継続するにあたっての改善である。 農業用水からの水くみは転落災害の危険もあり、腰痛で通院した者もいたので、水やり作業軽減の為、エンジンポンプ散水方式に改善した。 次に、畑花壇からの脱却と、地域に愛され、地域性を活かした花壇作りだ。何度もモデル花壇の見学を行い、花壇レイアウトについて楽しく語り合った。そして、地域に根付いた活動を心掛け、地域の連帯を図った。児童+母親クラブの皆さんから、「朝夕の“こども見守り隊”、いつもありがとうございます。」と言ってもらい、地域の世代交流がきちんと培われていることを大変嬉しく感じ、感無量だった。 私の住む射水市大門町の水戸田地区は、良質の山土が産出され、昔は多くの瓦職人がいて、11件も焼窯があったそうだ。その特色を活かせないかと考え、花壇の縁取りに屋根瓦を使おうと地域に協力を求めた。すると、各家で保管されていた貴重な鬼瓦やいろいろな形の瓦を提供して頂けたのである。 今年度は、世界遺産「富士山」をモチーフとしたレイアウトに決定した。残雪の頂上からのご来光を仰ぎ、両サイド山斜面を表し、子供たちが苗を植えた花畑は裾野をイメージしている。小さな鬼瓦囲いの花壇は、さざ波にゆれる太平洋に浮かぶ島々をイメージした。 審査の際は、花の配置や育ち具合は勿論であるが、それ以上に地域の特色を生かした類を見ないアイデアであったとの言葉を頂き、大変嬉しく思った。 その金賞を受賞した花壇の横は、通学路であり、通勤路でもある。前には老人ホームもある。この花をみて、幸せに感じてくれる方がいてくれるといいなと思う。そして、これからも「花を愛する優しい心」を持って、地域活動を行っていきたいと思っている。