娘の試合
協力会社 ハンドルネーム こしさり(女性)
私には、小学生の娘が二人います。 今年の夏休み直前、姉の方が学校の友達に誘われソフトバレーをすることになりました。8月上旬に呉西地区のソフトバレー大会があり、メンバーが足りないから一緒に出てほしいとのことでした。バレー経験はないものの、さしあたって夏休みに大きな予定はないしスポーツ少年団にも興味があったので、気軽にOKの返事をしました。 ところが、特に何の情報もなく初めての練習に参加したところ、今回一緒に参加する男の子は、男子バレーで、この夏全国大会に出場するというのです。想像を超えたレベルの高さと初めての雰囲気に、親子で場違いだなと後悔。このまま参加していいものか悩みましたが、受けてしまった以上はやるしかありません。 勝利へ導いた4人の団結力 大会は、男子2人女子2人の混合で行われます。女子2人はバレー初心者の為、ぎこちない感じでスタートしましたが練習を重ねる度に娘も少しずつボールが取れるようになりました。結局、たった8回の練習、何となく形になった状態で試合の日を迎えました。周りはどのチームも練習に練習を重ねたであろうことが見ていて伝わってきます。娘達のチームはいかにもぎこちなく、心配しながら試合が始まりました。ですが、同じチームの男の子はやはり強豪チームの一員、サーブでどんどん点を入れ、あっという間に準決勝まで進むことができました。残念ながら準決勝では負けてしましましたが、結果はベスト4。ベスト4以上は9月に開催される富山県大会の出場が決まっていた為、今度はそれに向けての練習が始まりました。 ただ、男の子たちは男子バレー全国大会出場の為の練習をしなくてはいけないので、一緒に練習する時間がありませんでした。その間、ちょうどお盆で私の仕事が休みだったので、近くの体育館にいって毎日親子で練習に励みました。その甲斐あってか娘もそれなりに上達し、週3〜4回の練習を経て、9月の県大会を迎えました。富山県中から予選を勝ち抜いたチームが集結する大会です。初戦敗退かも…と大人たちの心配をよそに子供たちは大健闘をみせてくれました。結果はベスト8!大人も子供も笑顔で溢れていました。即席チームながらも、一つの目標に皆で取り組み、結束力がうまれ、納得のできる結果だったのだと思います。 今回のソフトバレーを通して母娘ともども多くの事を学べたと思います。一生懸命頑張ること、助け合うこと、感動すること等、忘れていた感情も思い出させてもらいました。今、貴重な経験をさせてくれた娘や指導してくださった方々へ感謝の気持ちでいっぱいです。 今回の経験で得た全てを、今後も親子でいろいろな事に活かしていきたいなと思います。