編集後記
編集部 かほり
先月、中秋の名月を撮ろうと、夜、カメラを持ち出しました。最初は「夜景モード」「手振れ防止機能」を使って手持ちで撮影していましたが、さすがに手振れして良い写真になりません。そこで、なかなか使わない三脚を持ち出し、カメラを固定すると、手振れは概ね解消されましたが、ぼんやりと丸い光が映るだけで、満足のいく写真になりません。悔しくて、滅多に使わない「マニュアルモード(※1)」を設定し、露出やシャッタースピードを調節しながら撮影してみることにしました。すると月のクレーターがはっきりとわかる写真が撮れました。けれど、シャッターを切る振動で僅かに手振れしてしまいます。リモートレリーズ(※2)があればこんなことにならずに済むのに…と、考え込んでいるうちに、軽く1時間は経っていました。月を撮るのも大変です。 (※1)マニュアルモード…ISO感度・F値・シャッタースピード全てを手動設定できるモード (※2)リモートレリーズ…カメラのシャッターボタンに取り付け、離れた場所からシャッターを切るカメラアクセサリー