正月

　例年のお正月は実家の静岡県に帰省したり、しなかったり。でも、2020年は帰省して家族と過ごしていると思います。帰省するといっても、毎回、正味3日程しか居ませんが、親戚回りをして元気な姿を見せたり、地元の友人たちと飲みに出かけたり、実家でゆっくりくつろいだりと、いろいろ満喫して富山に戻ってきます。
　家族と離れて暮らしていると、家族への思いは強くなります。今、富山県で頑張って仕事ができるのは、家族が元気でいてくれるからだと思っています。本当なら、もっと足を運びたいところですが、なかなか出来ていません。でも、出来る限り、元気な姿を見せに行きたいと思います。それに、ちゃんと感謝の気持ちは、言葉で表さないと…と思っています。今年は、直接言葉で伝えてこられるかな。

　1月1日、“元旦マラソン”からスタートしてきた我が家。新年、最初のイベントです。息子が在籍していたスポーツ少年団で、元旦マラソンに参加してきました。昨年は、小学2年の次男も、小学6年の長男と一緒に３ｋｍを無事完走し、走り切った後の満足そうな笑顔を見て、微笑ましく見ていました。私自身、マラソンを趣味としていて、秋には、富山マラソンにも出場しているので、このイベントから、さぁ今年も頑張るぞと気合が入ったものです。今年の元旦マラソンの出場予定はなく、ゆっくり過ごすつもりではありますが、家族仲良く、素敵な一年を過ごせるといいなと思っています。

　自分が小学生の頃（昭和40年代ですが）、年末には家族総出で餅つきを行い、鏡餅を床の間に飾り、暖は豆炭コタツか練炭火鉢で取り、家族全員で蜜柑を食べながら、紅白歌合戦を見ることが楽しみでした。
　姉がテレビを見て歌いだすと下手でしたが皆で拍手をしました。家族そろって年越しそばも食べました。新年元旦はお雑煮を食べ、朝早々にお宮参りをし、1年の健康を祈願しました。

　昨今は、どうでしょうか？鏡餅はスーパーで買い、オール電化の家が増えて、スイッチひとつで暖が採れます。家族全員がそろって年越しそばを食べる機会も減ってきたように思います。家々のライフスタイルや人々の考え方の変化には驚くばかりです。

　話は飛びますが、私達の暮らしに電力は欠かせません。残念なことに、東日本大震災（2011年）を境に、日本の電力供給において、化石燃料（石炭・石油・ＬＮＧ）の占める「割合」は増加しています。一方、実際にはこの10年の国内総ＣＯ2排出量は2009年（2008年リーマンショックの翌年）に次ぐ少なさで、2013年をピークに年々減少しています。
　昨年12月14日からスペインで行われました“ＣＯＰ２５（気候変動枠組条約締約国会議）”では、ＣＯ2排出量の規制について、妥協点を見出すことが出来ませんでした。また、日本は連続2回、不名誉な「化石賞」を頂くこととなりました。これは、地球温暖化対策に消極的な国に贈られるものです。一方、国連気候変動会議では、スウェーデンの環境活動家のグレタ・トゥーンベリさんが、ＣＯ２排出の多い国に対して批判発言したことは多くのマスコミでも取り上げられました。
　ここ近年、メディアでは、猛烈台風の発生、大森林の自然火災等が増大し、世界的異常気象現象が地球的規模で発生していると報じられています。
　暮らしを支えるエネルギーと、自然環境に与える影響は、私たちの生活に大きな影響を及ぼす問題として避けては通れません。この正月休暇を利用し、日頃考えていなかった事を考えてみたいものですね・・・温泉に浸かり、ビールを飲みながら。