親孝行
製造部製鋼課 プッシュアップ(50代・男性)
最近は、新型コロナウイルス感染症への対策として控えているが、以前はよく母親を連れて銭湯へ行ったものだ。母が、行くお風呂は天然温泉がいい!というので、いろいろな銭湯へ行っている。天然温泉は、会社のある射水市、住んでいる富山市、近隣の滑川市など県内にも沢山あるので、今度はどの銭湯へ行こうかなと考えたり調べたりと、母を連れていってやることが目的だといいつつ、案外私自身が楽しんでいる。 仕事で歩くことが健康の秘訣 父親は10年ほど体調が思わしくなく寝たきりが続き、3年前に他界した。私も大人げなく、喧嘩も絶えなかったが、生きているから喧嘩ができるというもので、この時に親孝行は出来るときにしておいた方がよいと痛感した。それからは、母が行きたいところへ連れて行くようになった。銭湯へ頻繁に行くようになったのはそれからだと思う。 母は、父が他界した後、張り合いがでるようにと猫と暮らし始めた。餌や清掃など、“私がする”という気持ちが元気でいられるモチベーションにもなっているのか、猫を飼いはじめてからより元気になったように感じる。元気な母の姿を見ると、私も嬉しくなる。健康なことは幸せだと感じると、自分自身も健康でいなくてはと考えるようにもなった。 かといって、若手社員と同じように動くことはなかなかできるものではないし、年々身体の動きが鈍くなってくることを痛感すると、何か新しいことや運動を始めようという気にもなれないし、出来ない。 しかし、仕事でよく歩いているので、ウォーキングをしているのと同じ、もしくはそれ以上の運動量となっている。自宅にかえってスマートフォンの万歩計アプリを見てみると、多い時で17km歩いた時もあった。今も平均で10km前後は歩いている。 仕事が出来るのも、健康であるからこそ。 健康で長生きしたいものだと感じる今日この頃である。そして、元気なうちに、親孝行はしておこうと思っている。