新年号 特別企画

「私のお・も・て・な・し」


2013年に流行語大賞に選ばれた「おもてなし」の言葉。
もともとは東京五輪招致のスピーチで取り上げられ話題となった言葉ですが、
普段の生活でも「もてなす」「もてなされる」機会はよくあることではないでしょうか。
そこで今回「おもてなしの心」をテーマに、女性社員2名の方に
それぞれの思いや取り組んでいることをご紹介いただきました。

「一期一会のお・も・て・な・し」
庶務課 ハンドルネーム 凛佇(女性)


 おもてなし――奥が深い言葉です。調べてみると、相手の五感と心を満足させ、感動と余韻を与えると書かれていました。なるほどなぁ…。

例えば、
目で楽しむ 季節の花や好みの絵が飾ってある。
耳で楽しむ 楽しい会話をする・好きな音楽が流れている。
舌で楽しむ 美味しいお茶・お菓子を頂く。
鼻で楽しむ お茶の香りを嗅ぐ・お部屋の香りが好み。
皮膚で楽しむ 座り心地の良い椅子・手触りの良いソファーに座る。
など。

 自分が招待された時にこのような「おもてなし」を受けたなら…

 以前、友人3人でショッピングに出かけた時のことです。友人がバックを購入し、品物を包んでもらっている待ち時間に、チョコレートとコーヒーが出てきました。今から思えば、お待たせする時間をゆったりとした気分で過ごして欲しいとのそのお店からの「おもてなし」だったんだなぁと感じました。
 ラグジュアリーな気分を味わせてくれたお店と時間を作ってくれた友達に感謝です。

 「思い遣り」(表裏の無い誠実な心)を、出来る限りの目に見える「モノ」(五感を取り巻くすべて) と、目に見えない「コト」(瞬時に消えてしまう言葉、表情、仕草)で伝える事が出来れば、心地よく印象に残り、またあの場所へ行きたい・またあの人と会いたいと感じると思います。

 どちらも欠かすことはできませんが、やはり目に見えない「コト」は人柄が表に出てしまうので、私自身、気をつけなければと感じている部分です。
 一期一会ですから。






「家族への思いを込めて」
庶務課 ハンドルネーム パタパタ・ママ(女性)


 娘が生まれてから、子供の名前を入れた「ネームインメッセージ」を自分で書きたくて、遊書を習い始めました。自分で考えた詩の中に子供の名前を入れて書いた、世界にひとつだけの子供たちへのプレゼントです。

 先日は、文字を入れた箸袋を作りました。父母、主人、息子、娘へ。家族の顔を思い浮かべ、喜んでくれるかなと想像しながらの作業は、幸せな気持ちになり、とても楽しいものでした。「いつもガミガミ母さんでごめんね」そんな思いも込めてですが(笑)
 改めて、笑顔でみんなを包みこめる懐でっかい母でありたいと思わせてくれました。

 家族という小さい枠にとらわれず、いろいろな場面において、相手の事を思いながら、こういうものを使って「おもてなし」が出来たらいいなと思っています。気持ちは伝わりますもんね。

 そして今度、先生に教えて頂きながら、大作を完成させます。結婚する友人へのウエルカムボード。彼女へのプレゼント、心を込めてつくりたいと思っています。


手作りの箸袋

 


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