場所:富山県民会館 大ホール

写真提供:舘写真事務所



第2部
大隅寿男トリオ+平賀マリカ+大隅卓也

(曲目)


枯葉(Autumn Leaves)
Billy Boy
Left Alone
Rain Drops Keep Fallin' On My Head
マシュケナダ
Close To You
Sunny
O・G Blues

 第2部の大隅寿男トリオはこの季節にピッタリのスタンダードナンバー「枯葉(Autumn Leaves)」でスタート。シャンソンとして作曲された曲ですが、いまや秋のジャズナンバーの定番として最も知られています。 2曲目「Billy Boy」は軽快なアップテンポのスタンダードナンバーです。


吉岡秀晃さん(ピアノ) 大隈寿男さん(ドラムス) 生沼邦夫さん(ベース)




3曲目に、サプライズ・ゲストが紹介されました。大隅寿男さんのご子息、大隅卓也さん(アルトサックス)が登場。今年、アメリカから帰国され、日本のジャズシーンにデビューされた新進気鋭のサックス奏者です。ジャズファンにもよく知られたバラードナンバー「Left Alone」の哀愁を帯びたメロディーが会場を埋め尽くしたお客様の心に染み渡りました。
大隅卓也さん
(アルト・サックス)



ここで、ゲスト・ボーカルの平賀マリカさんが登場。いまや人気、実力共に日本を代表するボーカリストです。ぬくもりのある歌声と表情で、日本でもよく知られたポピュラーナンバーがジャズスタイルで歌い上げられました。耳なじみのサウンドと、一味も二味も違う表現で平賀さんならではのナンバーに仕上がっています。
平賀マリカさん(ボーカル)

平賀さんのナンバーの3曲目「Close To You」から再び、大隅卓也さんが登場。平賀さんの伸びやかな歌声をしっかりサポート。4曲目の「Sunny」と合わせて2曲の共演ですが、貴重な機会のデュオ演奏に会場が酔いしれました。


岡本「平賀さんはこれまでたくさんのアルバムをリリースしておいでですが、毎回テーマはありますか?」

平賀「バート・バカラックの作った曲ばかり集めたアルバムとか、ブラジルのサンバ・ボサノバを特集したり、やはりテーマを意識しています。11月25日にリリースするアルバム「Sing Once More」は、カーペンターズのヒット曲を12曲集めて、それを私なりのジャズ・アレンジで歌っているので、ぜひお聴きいただきたいですね。」



第2部の最後は再びインストゥルメンタルに戻り、「O・G Blues」でにぎやかに締めくくりました。途中の大隅寿男さんのエキサイティングなドラム・ソロは息を呑む迫力で、会場中に響きわたりました。ピアニストの吉岡さんも体全体での演奏でそれに応えます。いかにも演奏を楽しんでおられる、お一人おひとりの笑顔が印象的です。



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