心弾む桜の季節
事務管理室 ハンドルネーム 鉄子の部屋
春です! 桜の季節です! どうして日本人は、桜が見頃を迎えると、それを愛でに行きたくなるのでしょうね?かくいう私も、毎年この頃になると、いそいそとお花見に出掛けるひとりなのですが。といっても、毎夜毎夜宴会三昧、という訳ではありません。単純に、桜を見に行くのが好きなだけなんです。 私が住んでいる市には、その昔はお城だったという大きな公園があり、数え切れないほどの桜の木が植えられています。春になるとその桜が一斉に花を咲かせ、市民の目を楽しませてくれます。小さい頃は両親に連れられてよく桜を見に行きました。 空の青と、桜の薄紅とのコントラストが素晴らしく、写真好きの父の愛用カメラを「貸して貸して」とせがんではシャッターを切るのですが、焼き上がってきた写真は、自分の目で見た鮮烈な風景とはかけ離れた平凡なものばかりで。「どうして目で見たままに撮ることができないんだろう」と悔しく思ったものです。 明るいうちに見る桜も素晴らしかったのですが、夜桜も見る者を圧倒する不思議な迫力があり、心を震わされました。今でも、友達や両親とお花見に出掛けたり、また、一人でふらりと桜を眺めに行くこともあります。そんなとき、きもので出掛けてみるのも楽しいものです。 掘り出し物探しも楽しみ 物心ついた頃からきものが大好きでした。お正月には母に必ずきものを着せてもらい、一日きもので過ごしたりしていました。数年前から母がきものに携わる仕事をするようになり、着付けを教えてもらって、なんとか自分でもきものが着られるようになりました。そうなると不思議なもので、いろいろな場所にきものを着て出掛けてみたくなるのです。 友達の結婚式や、ちょっとしたコンサート、友達・家族との食事、何でもない普通の日でも、きものを着るだけで、なんだか普段と違う新鮮な気持ちで一日を過ごすことができます。また、帯をきゅっと締めることで、帯がコルセットのような役割をし、背筋がすっと伸びてなんだか心地いいのです。 着付けを習い始めた当初は「きものってどうも敷居が高そうなんだよなぁ…着る機会もあるかどうかわからないし。何より、きものって高そう…」と思っていました。でも、最近きものが流行だそうで、洋服の値段と変わらないようなお手頃な価格で売っていたりします。中古のきものもたくさん流通していて、掘り出し物を探し回るのも楽しみのひとつです。帯締めや帯揚げ、半襟、バッグや草履など、小物を換えるだけで、いろいろなコーディネートのバリエーションを作ることもできます。 今年もまた、桜が咲いたら、きものでふらりとお花見に行こうと思います。今年の桜はいつ頃咲いてくれるのでしょうね?楽しみです! そんな桜の季節におすすめの8曲。 ☆ Baby Portable Rock/ピチカートファイヴ ☆ さくら/Orange Pekoe ☆ Dandelion/RIP SLYME ☆ 桜/河口恭吾 ☆ All Around The World/Akiko ☆ ハナミズキ/sotte bosse ☆ 花咲ク Don Bla Go!/PE'Z ☆ 春咲き小紅/矢野顕子