2月2日は夫婦の日
圧延課 ハンドルネーム 爺・とんとんとん
歳時記カレンダーによると、2月2日は「夫婦の日」だそうです。おそらく語呂あわせから来ているのだろうと思いますが、夫婦のたどってきた道やあり方を考える機会にはなりそうです。 私たち夫婦は高校のクラブ活動での出会いで、なんとなく特別な人に見え、7年間の交際後に結婚しました。 結婚後は二人の子育てに追われる日が続きます。二人の子供は小学校時代からスポーツクラブで活動し、私たち夫婦ともども参加しました。この活動の中では親子、先生、いろんな人と知り合い、家族の思い出がたくさんできた貴重な時でした。 その後、子供が県外の大学に進学し、その間、仕送りのために妻も働きに出るようになります。子どもたちが卒業し、社会人になって働き出した時には、ようやくホッとし、「やった〜。これからは少し家計が楽になって、自分達夫婦の時間も取れるようになるかなぁ」と、思ったものでした。 長い間には山坂も 今まで家族みんなで行動することが多かったため、夫婦だけで出かけることに、最初は違和感を感じながら、それでも映画をきっかけに、コンサート、旅行、スポーツなど、時間の合う時は二人で出かけるようになりました。 そういう中で新しい出会いがありました。一見、風変わりなタイプに見える人との出会いで、私達は古い伝統的な物に興味が湧き、それが今現在も、楽しい趣味の一つになっています。 長い間にはいろいろな山坂があります。子どもたちが自立して穏やかな日をすごしているうちに、ある年、我が家に難しい出来事が起こりました。 わたしはその出来事の為に、毎日仕事が終わると、駆けずり回る忙しい日々を送ることになります。気が付くと、お正月にむけて、準備も支度もしないまま正月を迎えることになってしまいました。 そのため、その年のお正月にはとても家にいる気がしなくて、初めて県外の知らないお寺へのお参りになりました。それ以来、毎年お正月にはそのお寺に出かけています。 今あらためて夫婦生活を振り返ると、順調なときも困難なときも、妻と力を合わせてきたからこそ、乗り切ってこられたと思うし、だからこそいろんな人の励ましがいただけたと思います。妻には今までに、特別に何かをしてあげた、ということもないし、特別にいい夫でいたとも思わないけれど、心から感謝しています。これからも心と力を合わせて、今までと同じような生活ができれば、と願っています。