私の受験 泣き笑い
管理課 ハンドルネーム 油断大敵
受験のシーズン真っ只中のこのごろですが、この時期になると私の高校受験と大学受験の泣き笑いの思い出がよみがえってきます。 私の中学時代、目指した高校は受験倍率も低く、受験戦争とは無縁に中学時代を謳歌していました。一方、世間並みに塾にも通いました。もっとも今から思うと友達付き合いの一貫だったように思います。 合格発表の日には、多少の不安感はありながら、合格した後の、その高校での学生生活への期待や想像に浸っていました。 友達と一緒に、希望の高校へ発表を見に行きました。受験番号をたどっていくと、自分の受験番号をスルッと通り過ぎてしまいました。「アレッ」と思って戻ってみてもやはりありません。 その時点で事の重大さに愕然としました。中学時代の授業時間での集中度や普段の自宅での勉強時間、塾での熱の入れ方など、反省と自己嫌悪の波が押し寄せてきましたが、後の祭りです。なんとかなるだろうという甘い考えで、努力を怠っていました。その結果、希望校とは別の私立高校に通うことになりました。 ターゲットを絞って 高校時代はそれなりに楽しい学生生活を送りましたが、たえず心のどこかに高校受験での失敗が居座っていました。 高校のコース分けでは大学進学コースに在籍していました。成績は特別良いとは言えませんでした。このままでは大学に合格することは難しいと考えた私は、自分の得意教科であった数学・物理を徹底的に勉強しました。高校の間は塾には通わず、学校と自宅での勉強に集中しました。また、大学も自分の長所科目を生かせる学校・学部を探しました。その結果、この2科目についてはかなりいい成績を取れるようになりました。大学進学の際は、自分のレベルに見合った、希望していた大学に合格することができました。高校受験に比べると余裕を持って受験に臨むことができたと思います。もし、高校にそのまま合格していたら、たぶん受験に対して甘い考えのまま大学受験に臨んでしまい希望大学に合格できなかったと思います。一度受験に失敗した形となっていますが、私にとってはこの経験はその後に役立つ貴重な経験であったと今は思っています。