私の“夏うた”コレクション
業務部製品発送課 ハンドルネーム なつおとこ(40代前半・男性)
8月に入り、夏本番です。本番と言うわりに、毎年リハーサルもなく本番に入ってしまい、海に山に、アウトドアや花火大会とイベント満載で、あっという間に終わってしまう季節です。 自分は車の運転が好きで、車の中で音楽を聴きながらドライブするのが楽しみの一つです。和洋折衷で新しいものから古いもの、ジャンルに関係なく聴いています。 私の中の“夏うた”カテゴリーには、夏の暑さと比例したテンションの上がる曲があったり、秋に近づく物悲しさでノスタルジックな曲があったりします。免許取立ての頃は、コンポのボリュームを上げて窓全開で走っていました。別にエアコン機能のない車ではなかったのですが、その当時の若者の定番スタイルが窓全開で走る事でした。信号待ちで隣の車から、同じ曲が聞こえてくる事もしばしば、見ず知らずの人に勝手に親近感を持ったりしていました。 歌詞から感じる季節感 日本の夏をテーマにした代表作で、井上陽水の「少年時代」という曲があります。歌詞の中に「風あざみ」、「宵かがり」といった独特の表現をされていますが、この二つの言葉は井上陽水の造語だそうです。「宵かがり」なんかは、夏の夕方から暗くなるまでの時間帯を不思議にイメージさせてくれる言葉ですね。 夏のうたの歌詞には、「儚げ(はかなげ)」「泡沫(うたかた)」「洗い髪」「戯れ」等、多用される言葉があります。「儚げ」や「泡沫」といった[すぐに消える、なくなる]といった意味合いから、短い夏を比喩したものだと思います。また「洗い髪」は日本語独特の表現力で、どこか色艶を感じるものがあります。 人それぞれ、好きな歌、思い出の歌があり、その曲を聴いたらその当時にタイムスリップ出来たり、励ましてくれる曲があったりと思い入れも様々だと思います。映画やドラマのBGMで、感情を後押しされたりする事がありますが、生活の中でもその様な事があると思います。イベント事が豊富な夏に、思い出と共に好きな歌を増やしていきたいと思います。