8月8日は「そろばんの日」
管理部管理課 ハンドルネーム 計算ちがい(20代前半・女性)
月々、いろいろな記念日が制定されている。8月には、「ビアホールの日」「高校野球記念日」など、夏を感じさせる記念日がある。 そのなかで私の目についたのは、8月8日の「そろばんの日」だった。「パチ(8)パチ(8)」とそろばんの珠をはじく音から、語呂合わせで制定されたようだ。私は小学校1年から7年間そろばんを習っていた。8月8日は“はじき初め”を行う日であり、この日は朝から塾に行き、そろばんをはじいていた記憶がある。 当時は親に無理やり行かされ、半分嫌々そろばんをやっていたが、今思えば、そろばんは子供たちの可能性を広げるのに役に立つ道具ではないかと思う。そろばんは指先を早く動かす必要があるし、暗算するにしても、頭の中にそろばんの盤をイメージするから右脳の発達につながる。それに、単純に計算力、集中力、忍耐力、姿勢なども研ぎ澄まされる場だったのではないかと今は思う。 「そろばんは脳のスポーツである」と先生が言っていたが、今はその意味がわかるような気がする。しかし、現在は電卓やコンピュータの開発に伴って、そろばんの技能が要求されることはなくなり、そろばんを習う子供も年々減ってきていると思うと残念だ。 いつの間にかデジタルに順応 そろばんに関しては、中学1年生までの7年間で「自信がある」と言えるぐらいは上達した。実績としては、珠算・暗算共に初段を取得した。 ところが、である。現在は「過去の栄光」になってしまった。いつのまにか、あれだけ毎日やっていたそろばんも使うことなく、デジタル化していく時代に当たり前のように順応してしまった。ある日、数学、計算が苦手となった自分にハタと気が付いた。結局は確実なものとして身についてはいなかったのだ。どんなに頑張った過去があったとしても、さび付かせてしまったのでは意味がない。継続することがいかに大切であるかを実感した。 現在の私は、ゴールが見えないとすぐ諦めたり、継続的に何も行えないようになってきているのではないか。そんな自分とは「さよなら」しよう!!目標を持って毎日を取り組んでいこう!!そう心に強く意志を持って、これから仕事を頑張っていきたいと思う。