「完全満席」で 富山の熱さ実感
ヴォーカリスト 平賀マリカ

　先月14日（土）に開催された「第13回 ふれ逢いステーション」に出演させていただきました。
　富山県へはこれまでにも何度かお邪魔をしていますが、県都富山市で歌うのは初めて。ちょっぴりドキドキしていました。
　と言うのも、「初めて」と言うだけでなくて、ここ最近のインフルエンザの広がりで、あまりに感染が広がると、場合によっては開催が中止される可能性もある、と伺っていたからです。
　何とか無事開催になりましたが、主催者の方々や、わたくしの心配をよそに、なんと、1席の空きもなく「完全に満席」になったと伺って、驚くやらうれしいやら。富山の皆さんの“熱さ”がしっかりと伝わってまいりました。

超ご機嫌な大隅寿男さんのトリオとご一緒

　今回のコンサートのお話は、事務局の意向を受けられた大隅寿男さんからオファーをいただいたのですが、大隅さんには、私が新人オーディションを受けていたころからお世話になっています。日本のJAZZ界の重鎮であると同時に、若いミュージシャンを育てることに、とても熱意をお持ちです。今回は、その大隅寿男さんの素晴らしいトリオとご一緒させていただくということで、本当に楽しみにしていました。
　そして、もうひとつの楽しみは、大隅さんのご子息の卓也さんが、この8月にアメリカ・バークリー音楽大学を卒業されて、国内での活動を開始され、その卓也さんともご一緒できることでした。コンサートのしばらく前に、別のライブで一度ご一緒したのですが、艶のある音色、その音楽性に「やはり血筋は争えないな〜」と実感したのでした。（そのイケメンのルックスも…）

第13回OTANI PRESENTSふれ逢いステーション
第2部より

　卓也さんとは、今回私が歌った曲のうち「Close To You」と「Sunny」、それとアンコール曲「Tristeza」の3曲でご一緒しましたが「Close To You 」という曲はバート・バカラックの作曲として知られていると同時に、カーペンターズのヒット曲としても、よく知られています。
　私がこれまでリリースしてきたアルバムは、それぞれテーマを設けていますが、11月25日にリリースした『Sing Once More〜Dear Carpenters〜』はカーペンターズのヒット曲12曲をカバーしたアルバムです。大ヒットした曲は、皆さんのお耳にしっかりと残っていると思いますが、同じ曲でもアレンジ次第で、まったく違った楽しみ方が出来るというところを感じていただければ幸いです。

　音楽に対する熱い思いをお持ちの富山のお客様と、再びお会いできる機会を楽しみにしています。