休日、目が覚めると必ず言う言葉があります。
「今日、どこへ行く？」
　元々予定がある日を除き、この言葉が意味することは予定を立てないドライブをすることです。買い物をすることだけが目的ではなく、家族全員で行動することによってコミュニケーションをとり、思いや、気持ちのキャッチボールをすることです。
　普段は、家族全員が揃って会話することが少ないので、このドライブを通じて子供たちの気持ちや思いを僅かですが理解してあげたいと思っています。子供たちは学校や幼稚園での出来事や、友達から教えてもらった遊びなど、よく話してくれます。歌や踊り、ゲームなど、私自身の幼い頃の記憶が甦り、一緒になって歌を口ずさんだりすることもあります。

子供の関心事が見える

　また、ドライブに出かけることで新しい発見があります。四季の移り変わりを車窓から感じること、また買い物に行くとお店のディスプレイや並んでいる商品の変化から季節が変わっていくことを発見します。店内を回ると見たことの無い新しい商品を発見し、手にとって見ることができます。また、蛇足ではありますが、チラシ等では分からない特売品を発見することもあります。こうしてドライブに出掛けると家族一人ひとりの趣味や嗜好がそれぞれあって、どんなものに興味を持ち、何に関心があるのか少しだけ分かるようになったと感じます。そして自分自身、分からなかった事がまだまだ多くあることを発見します。
　家族全員一緒に過ごす時間を持ち、会話や行動することで両親から子供たちに教えること、また子供たちから教わることが多いこのドライブは、コミュニケーションの場として、我が家にとってなくてはならないものです。