「スポーツの秋」
製造部製鋼課 ハンドルネーム ホイッスル(20代・男性)
夏の暑さも和らぎ、季節もようやく秋らしくなってきました。秋という言葉には多くの「○○の秋」というフレーズがつきます。たわわに実った稲穂や野菜などの美味しい食材も揃い、「実りの秋」を実感します。「食欲の秋」とも言いたいところですが、自称スポーツマンである私にとっては「スポーツの秋」が一番身近に感じられます。 今年は大きなスポーツの大会がありました。そう、サッカーの世界選手権大会である『FIFA WORLDCUP』です。ドイツの優勝で閉幕を迎えたこの大会は、睡魔と格闘しながらテレビにかじりついていた私を含め、世界中の人々を熱狂の渦に巻き込み、その心を動かしました。サッカーというスポーツは、フットサルやビーチサッカーなどいろいろな形でも親しまれ、世界中で愛されています。 サッカーに対するリスペクトの心 私自身も、中学生の頃からプレーヤーとしてサッカーに親しんできましたが、社会人になってから違った角度でサッカーを知ることで、より一層サッカーというスポーツの魅力を感じることが出来ました。それは、4年ほど前にフットサルの審判講習会に参加した事がきっかけです。 講義を受けてから、「フェアプレーとは何か」という事を、ときどき考えるようになりました。サッカーの試合の中で、勝っているチームの選手が試合終盤に倒れこんで痛がっている場面などをときどき見かけると思いますが、そういった試合の進行を遅らせようという意図が見えるプレーは、見ている人にとってもあまり気分がよくありません。私は、笛が吹かれるまで全力でプレーを続けることがサッカーに対するリスペクトであり、それこそがフェアプレーのあるべき形だと思っています。サッカーの強豪国であるヨーロッパのリーグでは、随分前からこの問題に取り組んでいて、プレーの止まっている時間が少ないそうです。だからこそ、見ていても面白く、引き込まれるのではないでしょうか。 現在、サッカー日本代表は、フェアプレー精神に則った「クリーンで強いサッカー」を目指しています。こういったサッカーに対するリスペクトの心が、日本のサッカー界全体に、より人々を魅了して止まない“実りの秋”をもたらしてくれることを期待しています。