新湊曳山まつり
業務部製品発送課 ハンドルネーム A・O(40代・男性)
射水市の旧新湊にある「放生津八幡宮」の例大祭は、「新湊曳山まつり」と呼ばれ、10月1日に行われています。毎年13基の曳山が連なり、「イヤサー、イヤサー」の掛け声とともに、昼は「花山」夜は「提灯山」に装いを変えて、町中を歩きまわります。大きな掛け声で狭い街角を力強く曲がる勇壮さは、見ている観客を魅了します。地元の小中学校は学校が休みの為、参加している子供たちもとても多く、山を曳いている大人の方もこの日だけは仕事を休んで、年に一度のお祭りを楽しんでいます。それだけ地域に密着し愛されている祭りなのだと思います。私も家族でよく見に行ったものです。また、放生津八幡宮とその前の通りには、たくさんの露店も出ており、毎年大勢の人で賑わいます。 それぞれの曳山の魅力 13基の曳山には、それぞれに違った特徴があります。例えば、最も歴史のある「古新町」の曳山は、毎年必ず一番山を務めます。約360年も前に創設されたと言われており、私は「古新町」の曳山をみると、先頭を務めるその背中に、大変長い間曳かれている歴史を感じます。「立町」の曳山は、創建以来車輪以外は一度も創り直されておらず、「中町」の曳山は、他の曳山にある花笠がありません。また、曳山には「王様」といわれる御神体が供えてあるのですが、「南立町」の曳山の王様は、かつては豊臣秀吉であったと言われています。いろいろな歴史の中、変化し受け継がれている曳山が新湊にはあるのです。 そして、一番の見どころは、内川にかかる湊橋を渡る場所です。その場所は、道路が狭く少し坂になっており、更に直角のカーブを2回連続で曲がらなければいけない為、引き手の腕の見せ所でもあります。この迫力を見たさに人が大勢集まり、成功した時には拍手喝采です。 10月1日が近付き、周りで祭りの話題が出始めると、秋が来た事を実感します。新湊曳山祭りはとても伝統のあるお祭りです。一度も見たことのない方は、是非今年見てみてください。 射水市公式観光サイト [きららか射水NAVI]曳山3WEEKs http://www.imizu-kanko.jp/www/special/hikiyama/about/shinminato.html