皆さんはこんな経験はありますか？
　コンビニやパン屋さんで買ったクリームパンを一口食べると、「あれ？クリームまで届かなかった。」なんてことが･･･。
　私は、毎回一口目がクリームに届かず、食べ進めていくうちにやっとクリームの甘い味にたどりつきます。そして毎回「もっとクリームを多めに入れてくれればいいのに。」と、思ってしまいます。

失敗を繰り返したけれど

　友人と花嫁修業の一環として、パン教室に行き始めました。最初は、お惣菜パンなどの簡単なメニューでしたが、レベルが上がるにつれてクリームパンも自分で作れるようになりました。自分で作れるようになって初めて分かった事があります。クリームパンをきれいに作るコツとして、パン生地にクリームを入れて包む時にクリームを入れすぎないということです。その理由は、パン生地の綴じ目にクリームが付くと、綴じ目がくっつかず包めなくなり、焼いている内に隙間からクリームがこぼれ出てしまうからです。パン作りを経験してコンビニやパン屋のクリームの少ない理由がわかりました。
　しかし、せっかく食べるなら一口目からあの甘いクリームを味わいたい。そう思って、焼きあがりにクリームが漏れず、一口目からクリームが食べられるようなクリームパンを作れる様に、量を変え、大きさを変え、何度も挑戦してみました。失敗を繰り返しましたが、その結果、ベストなクリームパンの配合をつきとめることが出来たのです。パン生地の大きさにもよりますが、約15�p×18�pの丸型に伸ばした生地には、大さじ3杯強くらいのクリームなら、こぼれる事無く包める事が分かりました。そうして焼いたパンは、一口目から甘いクリームを味わう事が出来、自己満足かもしれませんが幸せな気分になれました。
　
　一口目からクリームが味わえる最高の自家製クリームパンは、主人にも大好評です。実家に手土産として持っていくこともあります。これから産まれてくるわが子にも、是非食べさせたいです。そしていつか、一緒に作れる日がくるといいなと思っています。