子育てにひと段落ついた10〜15年前から、高校時代の友人と会を作り、温泉へ行くようになりました。夏にはドライブがてら遠くの温泉まで足を延ばしたり、秋にはリンゴなどの季節の果物狩りを兼ねた温泉旅行を企画したりと、全国各地を旅しています。
　今では、年に4〜5回程、友人との楽しい時間を持つことが出来ています。同級生5人とその妻の10人で、ワンボックスをレンタルし、季節を問わず全国各地の温泉めぐりをしています。

温泉の魅力がわかる様に

　直近では、昨年の11月に長野県の渋温泉へ行ってきたのですが、お湯、レトロで趣を感じる街並み、温泉を守り続けている人の努力と暖かさなど魅力いっぱいの温泉でした。渋温泉は、言わずと知れた名湯です。九つある外湯も、昔ながらの銭湯を思わせてくれ、また各々に効能が違うので外湯めぐりもお勧めです。他にも、よくテレビなどで野生の猿が温泉に入ってくつろいでいる映像を見る事があると思います。野猿公苑といって、その姿を見る場所もあり、温泉の周りにはくつろぐ猿見たさに人だかりができます。今回は半年以上前から計画を立て、金具屋という老舗宿に泊まりました。この宿は、長い歴史を持つ重要文化財であり、あのアニメ映画の舞台になったのではないかと推測されている宿です。過去へタイムスリップしたような感覚を味わえる、とても魅力的な宿でした。
　他にも、群馬の草津温泉、福島の伊香保温泉、四国の道後温泉や、徳島の祖谷温泉など、北は青森から南は山口までいろいろな場所へ足を運んでいます。
　風情やおもてなしが心に染みたり、テーマパークなどではなく温泉へ行きたいなと感じる様になったり、若い頃にはさほど感じなかったものの魅力が分かるようになった自分を客観的に見てみると、そりゃあ孫を見る年齢になった訳だと痛感します。
　3月には次男に子供が生まれます。元甲子園球児に男の子が生まれるということで、早くもグローブを買ってやろうと、家族で孫が生まれるのを心待ちにしています。
　プライベートも楽しみながら、今後も、仕事にも精進し公私ともに充実した日々を送りたいなと思っています。まだまだ全国にはいろいろな秘湯があります。これからも一つの趣味として、友人たちと楽しい時間を過ごしていきたいです。