地元の魅力
製造部圧延課 ハンドルネーム N.H(40代・男性)
私が住む射水市下村地区の春に行われる祭りは県下でも有名です。 勤務の都合上、なかなか参加できないでいますが、笛の音や歓声を耳にすると、そういえば今日は祭りだったなと、青年団として活動していたころを懐かしく感じるのです。 新年を迎え、地元の神社へ初詣に行った際、そろそろ祭りに向けて準備し始めるのかなと懐かしさがこみ上げてきました。 春の下村の魅力紹介 カメラマンも訪れるくらい人気のある下村の春祭りを、改めて紹介させていただきたいと思います。 『流鏑馬(やぶさめ)』 下村にある加茂神社の春の大祭です。「やんさんま」とも呼ばれています。参道を疾走する馬の上から、的をめがけて矢を放ちます。猛スピードで駆け抜けるその姿は圧巻で、見たものすべての心を魅了します。放たれた矢が的から落ちると、それを拾おうと人が群がります。かなりの高値がつくとかつかないとか…。拾えた方はラッキーかもしれませんね。 『牛つぶし』 牛乗式(うしのりしき)とも呼ばれています。鎧を着た若武者が牛にまたがり、青年団10〜15人程が神社の回りを数回連れまわした後、神社の正面で力づくで座らせます。真っ黒のいかにも強そうな牛で、それだけでも迫力を感じます。暴走してしまうと観客にケガをさせかねないので、本気で抑え込まないといけません。私が知る限り、けが人はいませんが、牛もこちらも真剣勝負です。牛を座らせることで神がとどまり、五穀豊穣をもたらすという言い伝えがあるとのことです。 また、同日に獅子舞も行われます。昨年久々に祭りの風景を見ると、若い青年団のメンバーが獅子を廻しており、頑張っているんだなぁと心強く感じました。今は、青年団からも卒業し、祭りに係ることがなくなって随分と月日が経ちますが、無形文化財となっている祭りを存続する為にも、世代を超えて多くの事を受け継いでいかなくてはいけないと感じています。 遠出をお考えの方は、そろそろGWの予定を立て始められているのではないでしょうか。 その中に、下村の春の祭りもご検討いただけると嬉しいなと思います。