私の住んでいる高岡市戸出町では、7月3日から7日まで七夕祭りが開催されます。自治会が中心となって盛り上げる温かい祭りだと思っています。
　7月7日は男の子の節句とされ、家々に長男が生まれたら、子供の健やかな成長を願って七夕を飾り、親戚を呼んで盛大に祝ったことがはじまりと聞いたことがあります。家の繁栄を願う思いか、時代背景か分かりませんが、昔は、長男が生まれた一年目だけは、竹を２．３本まとめてかざりつけるなど、大変豪華だったそうです。

目指せ！コンテスト入賞
　
　歩行者天国となるメイン道路は、それほど広くない道幅に大小様々な七夕飾りが1,000本以上並び、本当にきれいです。七夕のトンネルと言われていて、下すれすれまで飾りが施されているので、七夕をかき分けて歩くのは、子供たちにとって、とても楽しめるのではないかと思います。
　また、七夕のコンテストも開催されます。金賞を目指して、より素敵な七夕を作ろうと各々の自治会がアイデアを出し合い、楽しくてきれいな七夕を作るのです。金賞の常連である町内は、デザインの他に、力学的な面からも考えており、何キロの飾りをどのようにつけるとどう見えるかと、力の入り方は相当なものです。
　私の住む町は、メイン道路から1本ずれており、バスの通路でもあるので、歩行者天国にはならず、高さや飾りなどにも制限がかかるので、なかなか上位入賞とはいきませんが、毎年、金賞を目指して皆で七夕づくりを楽しんでいます。

　明治から現在に至るまで長く受け継がれている大変歴史のある祭りです。今年は、戸出町開町400周年とのことで、どの町内も力を入れてくるのではないかと思っています。皆さんにも是非、戸出七夕祭りを楽しんで頂けたらと思います。是非足を運んでみてください。

写真サークル会員　竹田香織さんより写真提供
『戸出町の七夕』