お気に入りアイテム
技術部機械保全課 ハンドルネーム stationery(40代・男性)
9/23は「万年筆の日」だそうです。万年筆というと、大人の香りがプンプンします。私は、小学生の頃から文具が大好き。ですが、万年筆となると敷居が高く憧れの高級文房具でした。大人になり、お気に入りの文具たちの使いどころが無くなり、それでも文具店めぐりは楽しく、気に入った文具を購入していましたが、万年筆を購入することはありませんでした。 見た目、機能…全ての美しさに惚れ惚れ 私事ながら9月は私の誕生月になります。 数年前、40歳の誕生日が来るということで、妻にしつこく、それはもうしつこくねだり、すがり、やっと買ってもらえたお気に入りアイテムがあります。 それは、“スパイラルアーツ”製の「ガラスペン」
なんと、富山県のガラス工房の製品です。 “ガラスペン”とは、数年前からテレビや雑誌等で話題になっている、ガラスで出来た付けペンタイプの万年筆です。子供の時に憧れていた万年筆とは少し違いましたが、メーカー、デザインなどを含めて妻がいろいろと調べてプレゼントしてくれ、やっと手に入れることが出来ました。 この「ガラスペン」、まず見た目が素晴らしい。棒状のガラスを捻って作られているのですが、その美しさは他に類を見ません。ペン先の溝(私のガラスペンの溝は10本)がインクを吸い上げるのですが、透明なガラスにインクが吸い上げられるその光景も美しい。私は青色のインクが一番好きです。書き味はカリカリとしていて滑らか!通常の万年筆よりもインクは濃く出るような感じです。インク持ちも抜群!ただ、ペン先は細いガラスなので、力を入れてガツガツ書くと折れそうです。“ペン先を少し倒して、ゆっくり書く”とよいそうです。 素晴らしい日本の職人技! 世界に誇る技術? まさに機能美!!! 文具好きな私は、機能美とは文具の為にあると思っているくらいです(個人的感情)。惜しむらくは、そのガラスペンを使うのは、誰かにガラスペンを自慢するときくらいしか無いということ。妻と娘の中では「お父さんの無駄使い」の一つに数えられています。 近頃は文字を書く機会がグッと減りました。素晴らしい文房具の使い道が無いのは少し寂しく思います。まさに宝の持ち腐れ。遠くの知人に便りでもしたためてみようか…なんてちょっとだけ思います。 ちなみに、文房具とは昔でいうところの「筆」「紙」「硯」「墨」の4点だけをさし、その他の物は大きな括りで文具になるらしいです。文房四宝というやつですね。今でいうところのペンや手帳等の筆記具が文房具ということになるのかなと思います。 万年筆は大人の文房具です。