10月9日「トラックの日」
協力会社 ハンドルネーム:トレーラー(40代・男性)
私は、4年前から、トレーラーの長距離の運転手をしています。先日、この原稿依頼を受けた際、「トラックの日」という記念日があるということを初めて知りました。 この記念日は、全日本トラック協会が、トラック運送業について多くの方に知ってもらいたいと制定され、多彩な広報活動やイベントを開催し、役割や重要性をPRしているのだそうです。 年間走行距離、地球約2周? 私は、もともとは違う仕事をしていたのですが、昔から興味があったので、この仕事につきたいと、“大型自動車”と“けん引自動車”の免許を取得しに行き、大谷製鉄さんの鉄筋を運ぶ車輌を運転しています。長距離も走るので、月に1万km以上、年間でいうと10万km以上は走ることになります。大型トラックの年間走行距離は平均で地球1.7周(地球一周の距離は約4万km)とも言われているようで、自家用車しか運転しない一般の方からすると、大変な距離を走っていることが分かると思います。それだけ、走る時間、待機時間、休憩時間なども含めて長い時間をトラックと共に過ごしている訳です。 被牽引車を引っ張る為の牽引車の事をトラクタと呼びます。いわゆる運転席部のある場所の事で、運転席の真後ろに少しスペースがあるのですが、ゆったりリラックス出来るように、私はあえて、トラクタ内には最低限必要なものだけしか置いていません。先日、大谷製鉄の女性の方に「ランプつけたり、装飾したりいろいろな物を置いたりしているのかと思っていました。」と言われました。同業者の方で、運転席以外を全て寝るスペースとし、リクライニングにしたことがある方もいらっしゃいました。どんな職種でも同じだと思いますが、各々が仕事をする為の環境を整えるということだと思います。 トラック運送業務が誕生したのは、明治時代とも言われており、長い歴史があります。それから、いろいろと変化をし、発展し続けています。基幹産業の一つとして昔から活躍していた訳ですが、今後、より多くの方に理解され興味を持ってもらい、物流業界が盛り上がっていけばいいなと思っています。 私個人的にも、これからも安全運転を心掛けて、仕事に従事していきたいと思っています。