ペット
製造部圧延課 ハンドルネーム:ブレコ(50代・男性)
我が家では現在、金魚と一緒に“プレコ”という、南米大陸に生息するナマズの一種を飼っている。正式名は“プレコストムス”と呼ばれるのだが、略称の“プレコ”で親しまれている。 そもそも、買うに至った経緯は、些細なことだった。 “家にいる金魚の水槽の苔をきれいにしたい” もともと、プレコに興味があった訳ではない。プレコは、苔取り屋と言われるらしく、苔取りを目的に水槽に入れる人もいると聞いて、それならばと、5年前に友人から譲り受けた。しかし、そのプレコは“タイガープレコ”という苔を取らない種類であると後で知った。 今では完全にプレコの虜 その後、観賞用にと“キングロイヤルタイガープレコ”を購入、続けて“ブッシープレコ”“インペリアルゼブラプレコ”“プラチナロイヤルプレコ”などなど、種類の違うプレコをどんどんと購入していった。 実際に苔を取るのは、“ブッシープレコ”の一種類のみで、金魚と一緒の水槽に入れており、残りは別の水槽で飼っているのだが、明らかに、2つの水槽の汚れ具合が違うのである。本当によい仕事をするなと感心する。 さらに、最近になってプレコの子供が50匹ほど生まれ、稚魚だけの水槽をもう一つ増やした。まだ小さく弱い時季なので、薬局で購入したクロレラをやったり、プレコ用の餌をすりつぶしてやったりと、とても気をつかう。まるでブリーダーのようだなと感じている。 水槽の数や、プレコの数が増えれば増えただけ手間も増える。60×45×45サイズの水槽には、水が100リットル入る。100kgの水を入れ替えなくてはいけないので、まるでバケツリレー状態だ。しかし、飼いはじめてから、すっかりプレコに魅了されており、大変だと感じることはあまりない。稚魚の姿や、一匹一匹違うプレコの模様など、見ていて飽きないのだ。 本当はもっと大きな水槽を購入したいのだが、アパート住まいの間は、これ以上は無理だと妻からも言われている。 以前から比べると、飼育しやすくなってきているとはいえ、ちゃんと環境を整えてやらないと死んでしまう。プレコは、水流のあるところで生息するナマズの為、水槽の中に水流を作る為にエアレーションを入れ、ろ過を工夫して、酸素量を多くしてやらなくてはいけないのだ。そんな事を言いながらも、プレコに癒され、日々の活力となっている。 最近は、写真コンテストが開催されているのでカメラ片手に水槽にかじりつく時間が以前にも増して増えているような気がする。
インペリアルゼブラプレコ キングロイヤルタイガープレコ プレコの稚魚