日々、笑顔を
協力会社 スマイルワーク(女性)
私は、夫を早くに亡くし、女手ひとつで3人の子供を育ててきました。振り返ると、不安もたくさんありましたが、落ち込んでいる暇もなく前を向いて頑張ることに真剣だったと思います。自分が病気になり手術をするなど、大変な時もありました。しかし、長男は弟や妹の面倒を良く見てくれ、兄弟仲良く育ってくれたことが何よりの救いでした。子供たちの為にも元気で頑張ろう、そう思える毎日でした。 やがて3人の子供たちはそれぞれ家庭を持ち、私は長男家族と同居することとなりました。孫をお風呂に入れたり一緒にお留守番をしたりと、大変充実しており、子育てがひと段落した後も元気でいたいと張り合いもでました。 どんな時も感謝を忘れない しかし、その後長男家族との関係が、ある出来事によってこじれ、別々に暮らすことになり、しばらくは涙を流す日々が続きました。とても辛い日々ではありましたが、「いつまで落ち込んでいても、私の人生が良くなることはない。気持ちを切り替えて良い人生を送りたい」と考えるようにしました。 目の前にある“当たり前”が、本当は“当たり前”じゃないと分かることや、感謝することができることが、本来の幸せなのではないかと思えるようになりました。 そういう気持ちで、今の仕事に向き合っていると、モノトーンに感じた世界が色づいた様に感じられました。社員の方にも心安く「おはよう!」、「いつもきれいにしてくれて、ありがとう」と声を掛けていただき、元気も出ました。今は、笑顔でいれば、きっと幸せは寄ってきてくれると信じ、どんな時も笑顔でいることを心掛けています。また何かの出来事をきっかけに、長男家族と心通う日々が訪れるかもしれないな、と考えるようにしています。 長い人生、常に順風満帆にはいきません。“人生山あり谷あり”というように、いろんな問題に直面する事もあります。でも、明日はきっと今よりもよい日になると信じて、これからの毎日を過ごしていこうと思っています。今年も残りわずかとなりましたが、来年も笑顔で過ごせるといいなと思います。