時間の使い方
協力会社 ザ・ガードマン(60代・男性)
人生の中で仕事に使っている時間を考えるとたった20数パーセント程度だそうです。しかし、一日でみてみると、寝ている時間以外は、仕事が主な時間の使い方となっています。これを多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれですが、私自身、仕事内容や性格上、どうしても気が張っていて無意識に疲れやストレスを溜めこんでしまう所があるようです。その為、決して楽しいと思える訳ではなく、仕事が終わる頃にはストレスから疲れ果てて帰宅するという日々でした。 “何故ストレスって溜まるのだろう” 原因は「物理的、環境的、意識的」等、いろいろなことが考えられますが、その中の一つに、職場でのコミュニケーション不足があると思われます。インターネットで検索していて「否定的な言葉を使うと、その場の空気が悪くなりコミュニケーションがとれなくなる」という言葉が目に入ってきました。否定的な言葉というのは肯定的言葉の十倍も強く感じるそうです。 同じことを言うにしても、肯定的な言葉に言い換えてみました。 【例】 「何回言えば分かるんだ」⇒「もう一度言うから次回は頼むよ」 「散らかっているぞ」⇒「忙しそうだね」 「変わった人だ」⇒「個性的な人だ」 「暗い人」⇒「落ち着いた人」 上記の例えをみても分かるように、言い方を変えてみると言われる方も受け取り方が全く違ってくると思います。そうは言うものの「否定的な言葉を使わずに肯定的な言葉を使いましょう。そうすれば居心地の良い場所になります。さぁ今から楽しく!」といったところで、そんなに甘くはないと思います。 肯定的に…を意識して 仏教の教えの中に、「人を変えようと思わずに、先ず自分が変わることを意識しましょう。自分を変える事も困難なのに人を変えられるはずがありません」といった言葉があります。 私は先ず、自分が否定的な言葉を使わずに肯定的な言葉を使うこと、否定的な言葉は肯定的な言葉に変換することを意識してみました。そう心掛けてみると、なんとなくストレスが減ったような気がしました。また、否定的な言葉も冷静に捉えることが出来るようになりました。 ストレスを感じるのは、自分の否定的な意識と言葉が原因なのではないかと思います。自分の意識を変えれば周囲も変わって見えます。1日24時間は全ての人にとって平等。どう過ごすかは自分次第です。幸せな人生を送る為にも、言葉を大切に使いながら、意識して有意義に過ごしていきたいと思います。