編集後記
編集部 ひとやま
「英語が喋れるってかっこいいよね!」 これが、中学生の頃の私が英語の勉強を頑張る原動力でした。今月号の、英語の勉強についてのエッセイを読み、ふとそんなことを思い出しました。テレビドラマや映画などで、オーバーなボディランゲージを織り交ぜながら外国人と英語でコミュニケーションを取る日本人俳優の姿。当時の私の目にはとにかくかっこよく映り、「あんなふうに喋れるようになりたい!」と憧れたものでした。 中学校の修学旅行で「海外からの旅行者に話しかけてみよう!」という課題がありました。様々なシチュエーションを想定してQ&Aを準備していましたが、いざ英語で喋ろうとした時にぶつかったのは“恥ずかしさ”という大きな壁。「間違ったことを言ったら笑われる…」一生懸命に勉強した単語や文節は喉で止まり、辛うじてできたのは“Hello”“Good bye”の挨拶だけでした。 自信が無くてもまずは声に出すこと。目線を合わせて、こちらから話しかけること。誰かとコミュニケーションを取りたい時には大事なことですよね。これはもしかしたら、英語だけの話に限ったことではないかもしれません、ね。