日本記念日協会により、毎月18日が防犯の日に認定された。自身が携わる職種（警備保障）だけに誇らしいと思う反面、最近の世相は物騒だと思ったのも事実である。調べてみると365日、何らかの日が認定されている中、防犯の日に関しては毎月である。
　自分の身は自分で守る。当然の事なのだが、自分の幼少時代に比べ物騒になったなと考えさせられる。30年程前であれば、大声で叫べば近所の人が飛び出してきて助けてくれたもの。今は学校から防犯ブザーを渡されたり、GPSで現在地を確かめることに抵抗がないのもそれだ。放っておいても、子供が必ず自宅に帰って来ると言う概念はもはやないに等しい。なにも子供だけに限らず女性が少人数の際に襲われる事件も過去に比べて増えているのも事実。
　今の世は簡単に物が揃う便利な時代。簡単に出来る事として、ネットで探せばクリックひとつで催涙スプレーなんかも手に入る為、女性はカバンに一つ備えておいてほしいと思う。また、可能であれば先に書いた隣人の助けを得る為、普段から横の繋がりを深めておくのも良いのではと思う。

月に一度、意識を高めて

　我が家では、自分の職業柄と言うわけでは無いが、伸縮型警棒なる物を寝室に常備している。小型の為、誰でも扱い易いものではあるが、これさえ有れば安心と言うものでもない。何も無いよりは…あくまでもお守りと言ったところである。
　防犯と言うものを文で書いてみて、道具を必要とする内容ばかりとなってしまったが、とどのつまる所、最終的にはその人の心掛け次第なのだろう。毎日、色々な事に追われる中、そこまで意識が回らないよと思うのも事実。ただ、これを見た方の身に降りかかるかもしれない何かを軽減する為にも、月に一度で良いので防犯について考えていただけたらと思う。