スポーツの秋
情報システム部 ハンドルネーム たまいし(40代・男性)
「趣味は何ですか?」と聞かれたら「ボルダリングに挑戦していますよ!」と、返していました…数年前までは。ここ数年は公私の忙しさを言い訳にしてすっかり足が遠のいています。ただ、東京オリンピックで正式種目に採用されたスポーツということもあり、注目度が高まっている中ですので、「ちょっと試してみたいけどハードルが高そう」とためらっている方に向けて、まとめてみようと思います。
ボルダリング、“超”入門編!
そもそも「ボルダリングって何?」というかたもいらっしゃるかもしれませんね。 ボルダリングはロッククライミングの一種で、シューズやチョーク粉などの最低限の装備で岩を登るスポーツです。もともとは自然の中での遊びとしてスタートしましたが、人工の壁を登るクライミングジムが日本各地にでき始め、室内でも楽しめるようになってきました。 それでは、どのようにボルダリングを始めたらいいのか、簡単にお教えしましょう。 1.クライミングジムを探そう。 お住まいの地名と「ボルダリングジム」をキーワードにWebで検索すると見つかります。「初心者お断り」なジムは無いと思って大丈夫です。「初めてです」と伝えれば、大抵は丁寧にルールやマナーを説明してくれます。心配であれば事前に電話して「初めてですが、あらかじめ気を付けておくことはありますか?」などと聞いてみましょう。 私が行ったことがあるジムは数か所ですが、どこも初めての方には「基本的な競技ルール」「順番待ちのルール・マナー」「ジム特有のルール(ローカルルール)」あたりを中心に10分ほどの時間を取って説明していました。 2.服装は割と自由。爪は切ろう。 Webで調べるといろんなクライミングウェアが出てくると思いますが、余程「形から入る」という人で無い限りは、動きやすい服装であればOKです。クライミングシューズはレンタルしてくれると思いますので、そのつもりで靴下さえ履いていれば問題ありません。ただ、爪は必ず切っていきましょう。「掴んで登る。力尽きたら落ちる。」というスポーツですので、割れてしまう恐れがあります。 3.その日の夕食は箸が握れない。 冗談ではなく大真面目な話なのです。楽しくてガシガシ登った場合、「そろそろ握力が無くなって満足に登れないので終わりにしよう」となると思いますが、この「握力が無くなった」というのが曲者です。帰り道で車の運転をされる場合は注意しなくてはいけない程、手に違和感が残っていると思います。そして夕食時になると、食器がまともに握れないことに気づくでしょう。当日は気取ったディナーを計画するのは控えることをお勧めします。私は翌日までしっかりダメージが残っていました。 「ちょっと試してみようかな」と思っていただければ、まとめた甲斐もあるというものです。コロナ禍の自粛ムードの中では少々抵抗のある試みかもしれませんが、しっかりと衛生対策を講じた上で、運動不足解消に挑んでみてはいかがでしょうか。