2/10「左利きグッズの日」
技術部電気課 ハンドルネーム サウスポー(30代・男性)
2月10日は、「左利きグッズの日」なのだそうです。もともとは「レ(0)フ(2)ト(10)」の語呂合わせから、「左利きの日」だったそうですが、その後「左利きグッズの日」に改称されたのだとか。 私は左利きです。物を書くのも、箸を持つのも、ボールを投げるのも全て左手。「小さい頃に右利きに矯正された」という同級生もいましたが、私はずっと左利きのまま生きてきました。 世界の人口のうち、左利きの割合は約10%なのだそうで、90%の右利きにやさしい世の中だなぁと感じつつも、そんな右利きの世界に順応しながら生きてきたと思います。しかし、ときたまもどかしさを感じることもあります。 小学校3年生から、スポーツ少年団で野球をやっていました。入団前に自分用のグローブを買いに行ったのですが、売り場に並んでいたのはほとんどが左手にはめるもの、つまり右利き用。左利き用の右手にはめるグローブは種類がとても少なく、値段も少し高めだった印象があります。 授業中、えんぴつでノートに字を書くときは、自分が書いた字の上を左手が擦っていくため、ノートと手が真っ黒になることは日常茶飯事。 大人になり、仕事中は作業服を着ているのですが、この作業服も左利きでは勝手が違います。胸にあるポケットは、右利きの人が使いやすいよう、左胸のポケットが充実しているのです。胸のポケットだけではありません。左肩にはペンを差す用の細いポケットが付いているのですが、右肩にはありません。
尖った方向に「イラッ!」
そんな私が一番「イラッ!」と憤りを感じてしまうのが、ビュッフェ形式の飲食店のスープをすくうおたま。ほとんどのお店が左側が尖った形のお玉を置いていて、あの形のおたまだと左利きの私は左手にもったおたまを体ごと無理に左に回転させてスープをよそわなければならないのです。このもどかしさ、おわかりいただけるでしょうか…。 こうは言いながらも、なんとか上手く順応しながら生活しています。でも、私のように不便さを感じながらイラッとしながら日常生活を営んでいる左利き民もいるはず。おたまを持ってイライラしている人がいたら、きっと左利きなんだなと、あたたかく見守ってあげてください。