3/3「桃の節句」
製造部製鋼課 ハンドルネーム 手探り子育て(30代・男性)
3月3日は「桃の節句」ということで、先日2歳になった娘のことについて書こうと思います。 うちはいわゆる“授かり婚”。子どもができたことを妻から聞いたときは、頭の中にいろんな考えが巡り「どうしよう…」と思いましたが、妻のご両親は僕を家族としてあたたかく受け入れてくれました。最初は妻の実家に住まわせてもらうつもりでいたのですが、「家、欲しいね」という話になり、建て売りの一軒家を購入することに決めました。 引っ越して2ヶ月経ったある日の夜、寝ていたら妻に「陣痛がひどい!起きて!」と起こされ、慌てて病院へ。産室では助産師さんに「さすってあげてください」と言われ、さすろうとすると妻からは「触らんで!」とキツい一言。そうこうして1〜2時間たった頃、真っ赤な顔をした小さな女の子が大きな産声を上げながら生まれてきました。初めて対面する我が子。わぁっと嬉しくなって、少し泣きました。
えっ、どうしたらいいの?
退院してからしばらくの間は妻の実家で住まわせてもらっていましたが、1ヶ月ほどで自宅に戻ってきました。妻と二人三脚の子育てはいろいろと本当に大変でした。泣いている子どもがどうして泣いているのかが分かりません。「お腹が空いているんだろうか、おむつが濡れているんだろうか、眠いからだろうか」と、途方にくれながらずっと抱っこしていました。半年くらいでやっと落ち着き、よく寝てくれるようになりました。娘が喋れるようになってきたのは1歳を過ぎた頃。僕たち夫婦が話す言葉を真似てくるようになりました。僕たちはお互いを名前で呼び合っていたのですが、娘も僕たちのことを名前で呼んでくるようになり、「これはヤバイぞ」と思い、それぞれ「パパ」「ママ」と呼び合うようになりました。今では、仕事から帰ると娘が「パパー!」と走って出迎えてくれます。めちゃくちゃかわいいです。 最近は、娘は去年生まれた息子の世話もしてくれます。息子が泣いていると「泣いとるよー!」と教えてくれ、涙やよだれでベタベタになった顔をガーゼで優しく拭いてくれます。この間は「ミルクあげたい!」と言うので、僕が手助けをしながら一緒に息子にミルクを飲ませました。いっちょまえに“お姉ちゃん”です。ここまで元気に育ってくれたことを嬉しく思いますし、妻には感謝しています。 今年も、わが家ではひな人形を飾り、娘の成長を祝います。今年の春には保育園に通い始める娘。これからも、自分のやりたいことを精一杯やって、元気に育ってくれたらと願っています。