5/5「こどもの日」
営業部製品発送課 ハンドルネーム トラヤン(50代・男性)
私には、4人の子どもがいます。末の子どもが生まれたのは2006年の11月。実はこの時、早産になりかけて、元気に生まれてくるのか物凄く心配していました。しかし、なんとか無事に生まれてきてくれて、ほっと胸をなでおろしたのを今も覚えています。 元気に泣き声を上げる子供の顔を見て、私の中の不安や心配は無くなっていきました。それと同時に、「子どもが元気に育ってほしい」という願いを込めて「“大きなこいのぼり”を買おう!」という考えがひらめきました。 “大きなこいのぼり”に、私は憧れがありました。以前旅行に出かけた時に、川の上をたくさんのこいのぼりが泳いでいたのです。それを見た時の感動が忘れられず、「いつか空に大きなこいのぼりを泳がせたい!」と思っていたのです。
大きなものは全員が「反対!」
“大きなこいのぼり”を空に泳がせるには、どんなことが必要なんだろう?と、改めて考えてみました。まず、こいのぼりを吊るすポールを立てる場所と工事、そしてお金が必要になってきます。もちろん、大きいこいのぼりを買うためのお金も必要です。家族に相談すると、ものの見事に反対されました。残念ながら、“大きなこいのぼり”を空に泳がせるという私の夢は、夢のままで終わってしまいました。 その事を知ってか分かりませんが、ある日父が“小さなこいのぼり”を買ってきて、家に飾ってくれました。こどもの日が近くになると、子どもたちはそのこいのぼりを持って、元気に遊んでいました。 今は子どもたちも大きくなり、こいのぼりを持って遊ぶこともありません。また、こどもの日ということで、特別なお祝いなどもしていません。しかし、わが家では毎年、こどもの日が近くなると、父が買ってくれた“小さなこいのぼり”を飾ります。“小さなこいのぼり”を見て改めて、子どもたちが元気で生活している事のよろこびを感じる、「こどもの日」です。