勤労感謝の日に思うこと
総務部総務課 ハンドルネーム 希望輝子
月刊OTANIの11月号のテーマは「仕事や働くことについて、思うこと、感じること」ということで、今、派遣社員として働いている私に、「良かったら書いてみますか?」と声がかかりました。
大谷製鉄で派遣社員として働きはじめて、もう5ヶ月が過ぎました。出勤初日は環境の変化にとてもとまどいました。以前は個人の病院に勤めていて、組織や人数など、全く違う世界にきたようでした。しかし、私が仕事をさせてもらっている総務課の方々をはじめ、本館事務所の皆さんにいろいろ教えていただく中で、自分が思っていたよりもはやく馴染むことができました。
出版社でもないのに 馴染んでくるにつれて、それまで私の抱いていた「世間一般の会社」のイメージと大分違うことに気が付きました。 その一つが、この「月刊OTANI」です。毎月初日にその月の号の「月刊OTANI」がホームページに掲載されています。月々のテーマで企画が決まり、原稿依頼された社員の方や外部の方が、締切日に持ってこられます。出版社などであれば普通のことなのかもしれませんが、製鉄会社でそれが行なわれていることに、少なからず驚きました。と同時に社員の皆さん一人ひとりが、しっかりした自分の意志をお持ちなんだな〜、と思いました。 社員の方一人一人が個性的で、一緒に仕事をさせて頂いていてこんな考え方もあるのだなと勉強になることがよくあります。毎日多くの方と接することも、とてもうれしく感じている事のひとつです。 「ふれステ」で、常務さんまで駐車場整理 もう一つビックリしたのは、「ふれ逢いステーション」の取り組みでした。始めは「どうして?」と思っていましたが、会社のあちらこちらに掲げられている「経営理念」のパネルの中の「地域社会の発展への寄与」の一環という説明を聞いて、やっと腑に落ちました。そしてその「ふれステ」に観客の一人として行かせていただきました。会場に着くと部長さんや常務さんまで駐車場整理にあたられ、女性社員の方が受付と場内誘導をされていて、その姿はとても素敵に見えました。ふれ逢いステーションの準備等を一生懸命されているのを近くで見ていたので、ステージが始まったときは他の観客の方とはすこし違う意味で感動しました。
それから、一番刺激的だったことは工場見学に連れて行ってもらったことです。派遣で来ている私に「製鉄会社の現場を見る機会など、めったにないと思うから、見学者と一緒に見ますか?」と言っていただきました。普段仕事をしているなかでは現場でどんな仕事をしているのか、興味はあったものの知る機会がなく、見学に行ったときは本当に衝撃的で電気炉がその日の夢に出てきたくらいでした。
現場で働いている方の中で、自分と同じ年くらいの方もおいでになり、自分ももっとがんばろうと思いましたし、尊敬の気持ちが出てきました。 大谷製鉄には個性的で、魅力ある方が本当にたくさんおられます。そんな中で働ける間に、自分ができることは本当に小さなことですが、お役に立てるようにがんばりたいと思います。