ステージは、夢・出会い・戦いと、色々な想いの詰まった宝物。 今回のコンサートで、また一つ想いが増えました。 それは「ふれ逢い」。 ヴォーカリストとしてスタートした時、コンサートホールでのステージは私の夢でした。 それが現実となり、沢山の出会いを経験して、少しずつ色々な事が分かってきた頃に戦いという想いを見つけました。 敵対心のあるそれではなくて、良い相乗効果のある戦い。 音楽は1+1=2ではなく、0にも10にもなるのです。 私にとってステージは、一緒の時間と空間を共有した、お客様と出演者とスタッフによってつくられる宝物。 子供の頃、夏休みに母の田舎に遊びに行って、いとこ達と一緒に川でキラキラした小石を拾ったり、山へ入って木の実や葉っぱを集めたり・・・。それらのお土産を持って帰ると、おやつを用意して笑顔で出迎えてくれた祖母。そんな思い出とよく似ています。 自然とのふれ逢い。 佐山さんのピアノはそんな感じがしました。 ステージの空気を色づけてしまう音色、出演者たちを変身させてしまうフレーズ、客席はまるで四季の変化をしているよう。 舞台袖から見ると一目瞭然です。 緑と陽だまりに包まれたようなデュオ そして、待ちに待ったデュオ。 私も変身できるかな。 「Alfie」のイントロが始まった途端、柔らかな陽だまりと緑の匂いの空気に包まれたよう。 深くブレスをして歌いだすと、言葉が自分の中に入ってきました。 お客様に伝えたい歌詞が、心の中に響いてくる。 変身しているのかな。 4分ちょっとの1曲は、長くも短くも感じられた不思議な時間でした。 アンコールの最後の曲、「Smile」。 佐山さんと三木さんとのデュオは、言葉では表現しきれない程、心が動きました。 やっぱり音楽って素晴らしい。 また一つ宝物が増えました。 おいで頂いたお客様にとっても、一生の宝物になったらと願っています。 最後に、これからも音楽の出会いが広がりますように。 「OTANIふれ逢いステーション」コンサートに感謝を込めて。
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