学生時代の夏休み
管理課 ハンドルネーム そらゆけ姫
この3月まで、学生でした。社会人になってまだ数ヶ月ですが、あまりのライフスタイルの変化に、学生時代が「遠く懐かしい時代」に感じられます。学生同士ならではの時間の共有、学生時代しか築けない人間関係があったように思います。 この季節になると、いつも思い出すのは学生時代に行った北海道旅行です。総勢9名で富山から上越市まで車で行き、直江津からフェリーに揺られて北海道!の予定でしたが、集合場所に集まっていざ出発というときに先輩から発せられた一言「今から車で青森まで走ります☆」 台風接近のせいで直江津からのフェリーが運休になってしまったとのこと。だったらフェリーが運航している青森まで車で行けばいいじゃないか、ということらしいのです。 もともと、基本はノープラン。行き先が「北海道…」という程度で、何をしに行く!という目的があるわけでもなく、アバウトなプランで集まっているだけに、誰も異論を挟む人もなく、北陸自動車道を走り始めました。 途中、運転を交代しながら、取り留めのない話に盛り上がり、ワイワイガヤガヤ…。サービスエリアで仮眠を取りながら、なんとか青森に到着し、フェリーに乗ることができました。 社会人ではあり得ない!? 北海道に渡ってからは、存分に遊んで、食べました。その日の宿泊地までの間に、なにか興味深いものがあったら寄って楽しむという、たぶん社会人ではあり得ないスタイル。スワンボートで沈みそうになりながら湖を爆走したり、温泉を見つけたらふらりと立ち寄ってみたり、道の駅に寄るごとにソフトクリームを食べたり、高級そうな寿司屋に入ってお腹を満たして幸せいっぱいの気持ちのところで、珍味で評判(?)の「ジンギスカン・キャラメル」を食べてみたり、夜になったら地酒を買ってきてホテルで宴会をしたりしました。移動は全部車で、皆で交代しながらの運転です。 だだっ広い緑の平地の中を、道路がまっすぐ続いていて、空と地面が溶け合っている風景を見たときは、北海道に来たんだなぁと妙に感動しました。1週間ほど滞在して、その間ずっと車に乗りっぱなしだったけど、退屈だと感じる時間はありませんでした。些細なことにいちいち大騒ぎして、全力で北海道を満喫していました。
帰りは、直江津までのフェリーに無事に乗れたので、船の中でも北海道で仕入れたお酒を呑みながら、18時間の船旅を満喫して、富山までの帰路に着きました。 何が楽しかった、という明確なものはなかったけど、皆でバカ騒ぎをして、大笑いをしながらすごした時間というのがとても心地よかったのです。もうこのメンバー全員が集合することはないだろうけど、また会うことがあれば北海道の話をしながら、大笑いで酒を呑むんだろうなと思います。 そんな仲間がいるということを気づかせてくれた、大切な経験でした。