Special Talk
第5回「OTANI PRESENTS ふれ逢いステーション」に出演して
ジャズ・テナー・サックス奏者 三木俊雄
地方に出かけて演奏することは、しばしばありますが、今回のように、地元のアーティストの皆さんとジャム・セッションという形をとりながら、しかも大きなホールでたくさんのお客様の前で演奏するという企画は、これまで経験したことがありません。 当日、地元の皆さんと初めて一緒に演奏したのですが、たいへん楽しく演奏できました。この企画自体、素晴らしい企画だし、プロ・アマ関係なく一緒に演奏するという貴重な機会だと思います。参加された地元アーティストの皆さんにとっても、きっと刺激になっていると思いますね。 富山県民会館は、私がJAZZを始めてまもなくの大学一年生のときに、学生ビッグバンドのメンバーとして訪れて演奏したホールで、そう思うと感慨深いものがあります。 富山は結構ご縁があって、何回も来ていますよ。ここ3年は、連続で来ていますしね。 リーサルや本番中も、また終わったあとの打ち上げのときまで、地元の方とのいろいろな話は、大変楽しく、参考になりました。 富山県の産業、お米やお魚などの食べ物、お酒など、地元の方にとっては当たり前のようですが、東京から来るものにとっては実に恵まれていると思います。おいしいですよね〜。それと世帯収入や持ち家率の高いので有名ですが、やはり余裕の現れでしょうか、いわゆる「お国自慢」はせずに、「よく来なさった」ともてなしてくれる、とても自然体で控えめな方が多いですね。 ほぼ二週間後に、当日の模様を記録したDVDが届きました。 早速拝見し、あらためて当日の様々なシーンを思い出し、楽しませていただいたと共に、自分にとっての課題も見つかりました。 あらためて皆様との素晴らしい出会いに感謝し、また、再び御一緒させて頂く機会があることを楽しみにしています。
(三木氏談、文責:編集部)