父親、監督、2足の草鞋
製品発送課 ハンドルネーム グランドパパ
小学校5年生の息子が、少年野球をしています。今の少年野球はどのチームも親たちが監督・コーチをしていて、野球経験があるわたしも、親たちからの依頼で監督をしています。妻と小学校3年生の娘も一緒に野球へ行くので、我が家の日曜は野球の日です。 10月の日曜日は全て、野球の大会や練習試合が入っていました。練習試合と言っても、頑張るのは息子だけではありません。父親たちはグラウンドのライン引きや整備、試合の審判など、母親たちは審判の方々にお茶を配ったり、試合当日のチームのお茶を用意したり、冷たいおしぼりを用意したり。試合会場への送迎も父母たちが交替でしています。 妻は息子が野球チームに入るまではあまり野球のルールを知りませんでした。息子や私に「全然ルールしらんぜ?」と言われるのが悔しいようで、一生懸命ルールを覚えています。それでも応援する気持ちは誰よりも強くて、練習や試合で泥だらけになった息子のユニフォームを、一生懸命洗ってくれています。スライディング跡などは手でこすって汚れを落としてから洗濯機を回しているようです。私のユニフォームも、いつもきれいに洗濯してくれて、感謝しています。 夕ご飯は、にぎやか反省会 野球は礼に始まり礼で終わります。グラウンドに入るときにまずグラウンドに一礼。練習前にはグラウンドに「お願いします!」。練習後には「ありがとうございました!」。グラウンドを出るときにも一礼。解散のときにもみんなで「ご苦労様でした!」と大きな声で、ねぎらい合っています。 試合に勝ったら子供達と父母達みんなで喜び、負けたら負けたでみんなで悔し涙を流しています。だいたい1日で2試合するので、おわったら子ども達も親たちもグッタリです。 その日の晩御飯は「お兄ちゃん今日エラーしたね」「うるさい!」とか、「あのプレーは良かった」とか「あのプレーはなに?」「あれはタッチアップ」とか、一日のあったことをワイワイ言いながら、今度の日曜も頑張ろうね、と楽しく盛り上がります。 練習試合の相手を探すのにも楽しみがあります。高校時代のチームメイトに声を掛けるのです。彼らにも同じ年頃の子供がいて、やはり監督やコーチをしているので「今度の日曜空いてる?空いてるなら練習試合お願いします」と連絡を取り合います。子供の練習試合がなかったらあまり会うことのなかったであろう友達と、試合当日「お前のところのチームは強いの?」とか、「お前の息子のポジションは?」など、野球を通じて交流が復活しています。 「お前も、ハマるよ」 最近思い出したことがあるのですが、何年か前に高校時代の先輩で自分の息子さんの野球チームの監督をされている人がいて、その人に私は「大変ですね」と言ったことがあります。その時、「お前もやったらハマるぞ!と言われたことを思い出し、「そんなものかな」と思っていましたが、その通りでした。私もハマってしまいました。家族4人「日曜日、晴れますように」と日曜日を楽しみにしています。