写真サークル 今月のMVP(Most Valuable Photo)
講評:空に浮かぶ気球を撮った写真2点を比べると、気球1個だけの方が訴求力がある。空と気球と地上のカントリーの建物とのバランスが素晴らしい。気球の色の鮮やかさも、よく表現できていると思う。空の色の抜け方がバツグン。白い雲をもっと白く出せれば良かった。ホワイト・バランスのセッティングで工夫できたと思う。左右を少しトリミングした方が、しまって見える。気球が数個の方は逆光になって、気球が暗くなってしまった。数があるために目線が分散してしまった。
講評:立山の高原バスの車中から撮った「称名滝」だが、左手前にある「立山杉」の光のあたり具合と遠景の霞みがかった称名滝とのバランスが絶妙だ。このタイミングでこういう場に居合わせたことが成功の決め手になった。木の肌がこれ以上暗いと、近景としての意味がない。この肌加減で遠景とのバランスが取れている。プリントするときに、きちんと木の肌が見えるように焼いてほしい。もう一つプリントするときに注意するのは、滝の白さ。青味がかったり、赤味がかると台無しになる。
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